性能、品質、静音性の高さを実感! クリエイター向け水冷マシン「Lepton WS2700Z370-M」で動画を制作してみた(2/2 ページ)
3DCG制作やビデオ編集の現場で活躍するプロクリエイターに向けて、サイコムはハイパフォーマンスなPC「Lepton WS2700Z370-M」を販売している。実際に動画を1本制作して性能を確かめてみた。
クリエイターマシンの性能をビデオ編集作業で確かめる
さて、Lepton WS2700Z370-Mの性能を確かめるために実際に1本動画を作成してみた。評価機は、CPUがCore i7-8700K、メモリが16GB(DDR4-2666)、グラフィックス機能がGeForce GTX 1060(6GB)、ストレージが250GB NVMe SSD+1TB HDD、Windows 10 64bitという構成だ。
今回作成した動画は、人気のバトルロイヤルゲーム「PUBG(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)」の起動時間がPCの内蔵ストレージによってどう変わるのか、マルチ画面で比較するという内容。
NVMe SSDで起動やソースの読み込みもスムーズ
ビデオ編集に利用したアプリケーション「Adobe Premiere Pro CC 2018」の起動時間は12秒ほどで待たされない。プロジェクト読み込みを含めても21秒だった。メイン素材となる4本の動画クリップ(1本当たり7GB前後)の読み込みもサクサクだ。このあたりはメインストレージとして使っているNVMe SSDが効いているのだろう。
この他、動画クリップの配置変更、グラフィックス(写真)やテキストの追加、ビデオとオーディオのトランジション挿入など、あらゆる作業をストレスなく行うことができた。
6コアCPUがプレビューレンダリング、エンコードに効く
特に感じるのが、レンダリング性能の速さだ。エフェクトを追加した際にはその効果のイメージを確認したい。そのためにエフェクトをまたぐ短時間のプレビューレンダリングをそれなりの頻度で行うわけだが、6コアのCore i7-8700Kを搭載した評価機と4コアのCore i7-7700HQを搭載したPCとではかなり違う。プレビュー結果が気に入らなければまたエフェクトの種類やパラメータを変えてやり直すことになるわけだが、そうした試行錯誤もしやすい。
6コアCPUのパワーは、レンダリングとともにエンコードを行う出力段階でも大きなアドバンテージだ。配信先などによってサイズやコーデックの最適化を模索したり、複数のバージョンで書き出したりすることもあるので、時間短縮できるメリットは大きい。
ハイエンドノートPCとの比較でも優位は歴然
Premiere Pro CC 2018と作成したプロジェクトを使って幾つかベンチマークを行ってみた。Core i7-7700HQを搭載したゲーミングノートPCを比較対象にしているが、これと比べても起動時間、プレビューレンダリング、メディアへの書き出し(主にエンコード)、いずれも格段に高速だ。
長く安心して使えるクリエイターマシン
実際にLepton WS2700Z370-Mをビデオ編集に使ってみての感想としては、とにかく快適だ。いろいろなことをサクサク試せるので調子に乗ってエンドロールまで作ってしまったが、最後までストレスを感じることなく作成できた。もう少し規模の大きな動画ならメモリを増やした方がよさそうではあるが、6コアのCPUとNVIDIA GPU、ストレージの速さが効いているのだろう。
また、速いということ以外に、動作音が静かだという点も印象に残った。アイドル時や低負荷時はもちろん、一番負担がかかるメディア書き出しの際も大きな音はせずに動作していることが分かる程度の音ですんでいた。家庭に導入して使っていても家族から苦情が来たりすることもなさそうである。
しっかりと耐久性の高いパーツを使って組み上げられているのも安心感が高い。内部にはSSDやHDDを追加できるスペースも残されており、後から拡張したくなった場合も容易に対応できる。
今回評価した構成は20万3220円(税込、以下同)と、標準構成の14万6670円と比べてやや値は張るが、性能、品質はもちろん、静音性やケース回りの使い勝手も含めて高いレベルでまとめられており、価格以上の満足感を得られるはずだ。クリエイティブな用途に長く安心して使えるPCを探している方は参考にしていただきたい。
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提供:株式会社サイコム
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年7月28日
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