> レビュー
|
|
2003年5月26日 11:59 PM 更新
|
|
|
|
Rating Policy
フルオート系コンパクトデジタルカメラ
PCUPdateのレビューでは、製品分野ごとに複数の評価項目を設定し、各項目を10点満点で採点しながら製品を評価しています。
評価項目は、「技術評価」と「総合評価」に大別されます。
技術評価では、同じジャンルに属する製品はすべて同じ基準で採点します。これは、製品の位置付けや対象ユーザー、価格政策といったマーケティング的な要素に左右されずに、対象製品の性能や能力を共通の尺度で評価するためです。
これに対し、総合評価では、対象製品の性能や能力に加えて、想定用途や対象ユーザーとのマッチング、ユーザーベネフェット、コストパフォーマンスなども考慮し、製品全体の完成度を評価しています。たとえ技術評価点が低くても、それを補って余りある長所・特長を備えた製品の場合は、総合評価が高く採点されます。
- 評価点は評価時点の点数であり、時間経過にともなう相対変化は考慮していません。したがって、半年後に評価を行った場合は、同じ製品でも(その時点での価格や他製品との相対的な比較によって)評価点が変わる可能性があります。
- 技術評価項目は、対象製品のカテゴリによって異なります。これは、重視される項目がカテゴリによって異なるからです。フルオート系コンパクトデジタルカメラでは、下記の5項目について評価を行いました。
- 評価点は一般的なレビューよりも低めに採点しています。これは製品の差をきちんと付けるためです。5点以上であれば実用上問題はないと考えていいでしょう。8点が付けられた項目は合格点に十分達しています。一方、4点以下の場合は、評価者はその項目に重大な問題があると考えています。
各技術評価項目の注目点を列記します。
カメラとしてのデザインと基本的な使い勝手を評価。特にカメラとして必要なグリップ感やシャッターの押しやすさ、撮影ミスの誘発につながる要素の有無も評価につながります。
発色やディテールの表現力といった基本的な画質に加え、フルオート撮影時のオートホワイトバランスやストロボの光量、AFやAEのヒット率も合わせてここで評価します。
シーンプログラムや細かいセッティングが可能か、動画機能、撮影アシスト機能はどうか。さらにそのカメラ独自の機能があればここで評価します。
重量やサイズという携帯性に属する部分と、起動時間や撮影間隔というレスポンスに関する部分を総合して機動力としています。機動力が高いデジカメほど常時携帯して咄嗟の撮影をするのに向いています。
フルオートデジカメはさまざまなスキルのユーザーが使うため、バッテリのメンテナンスや、パソコンへの画像の転送についても気を配る必要があります。それをメンテナンス性として評価します。
[
ITmedia
]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.