PCUPdate：コンパクトデザインと低価格が魅力のエントリーモデル：日本ヒューレット・パッカード　hp deskjet 3420

> レビュー		2003年6月2日　09:00 PM 更新

　「hp deskjet 3420」は、A4サイズ対応のエントリーモデル。2リットルのペットボトルを一回り大きくした程度のコンパクトサイズで、最大解像度2400×1200dpi対応、USB2.0ハイスピードモード対応ポートを備えている。

　インクは、ブラックにのみ顔料インクを使用した4色インクタイプ。ブラックカートリッジと、イエロー、マゼンタ、シアンを一体化したカラーカートリッジを使用する、2カートリッジ方式を採用している。

　同社の製品は、本体前面に給排紙トレイがあり、前面から給紙して前面に排紙するU字パスを採用している。このため、本製品もトレイを広げても13センチほど奥行きが必要になるだけと、使用時の設置面積も小さくてすむのが特徴だ。

　本体サイズは小さいが、普通紙、インクジェット専用紙からOHPフィルムやカードなどの厚紙まで、幅広い紙種に対応している。対応紙サイズは、はがきサイズからA4サイズまで。ただし、フチなしプリントには非対応だ。

　本体にあるのは電源ボタンのみで、その他の操作はすべてパソコンから行うシンプル設計。カートリッジの交換や実際の使い方などは、「3420 プリンタアシスタント」というオンラインマニュアルを見ながらやれば、プリンタの設置などに不慣れな初心者でも使えるよう工夫されている。

本体断面はCDケース一つ分より少し大きい。曲線を多用したデザインで、女性にも好まれそうなフォルムだ

※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとは違った見え方になる場合があります

本体前面から給排紙するため、トレイを広げてもコンパクトさは維持されたままだ

※カメラ位置などの関係で、実際のサイズとは違った見え方になる場合があります

インクタンクは、ブラックとカラーインクの2タンク。中身はみえないが、インク残量はプリンタドライバで確認することが可能

パソコンとの接続は、USB2.0ハイスピードモード対応の高速インタフェースを使用する。USB2.0搭載機はまだ少なく、エントリーモデルでは初搭載だ

　本製品は、実売価格1万円台前半という低価格が魅力の一つ。その性能が実用に耐え得るかどうか、具体的にみていこう。

[田中裕子, ITmedia ]

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