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2003年6月2日 05:00 PM 更新
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Rating Policy
インクジェットプリンタ
PCUPdateのレビューでは、製品分野ごとに複数の評価項目を設定し、各項目を10点満点で採点しながら製品を評価しています。
評価項目は、「技術評価」と「総合評価」に大別されます。
技術評価では、同じジャンルに属する製品はすべて同じ基準で採点します。これは、製品の位置付けや対象ユーザー、価格政策といったマーケティング的な要素に左右されずに、対象製品の性能や能力を共通の尺度で評価するためです。
これに対し、総合評価では、対象製品の性能や能力に加えて、想定用途や対象ユーザーとのマッチング、ユーザーベネフェット、コストパフォーマンスなども考慮し、製品全体の完成度を評価しています。たとえ技術評価点が低くても、それを補って余りある長所・特長を備えた製品の場合は、総合評価が高く採点されます。
- 評価点は評価時点の点数であり、時間経過にともなう相対変化は考慮していません。したがって、半年後に評価を行った場合は、同じ製品でも(その時点での価格や他製品との相対的な比較によって)評価点が変わる可能性があります。
- 技術評価項目は、対象製品のカテゴリによって異なります。これは、重視される項目がカテゴリによって異なるからです。インクジェットプリンタでは、下記の6項目について評価を行いました。
- 評価点は一般的なレビューよりも低めに採点しています。これは製品の差をきちんと付けるためです。5点以上であれば実用上問題はないと考えていいでしょう。8点が付けられた項目は合格点に十分達しています。一方、4点以下の場合は、評価者はその項目に重大な問題があると考えています。
各技術評価項目の注目点を列記します。
従来のインクジェットプリンタ評価では、粒状性をはじめとするハードウェアの評価が大部分を占めていたが、ここでは色に関する評価も加えています。このため、必ずしもハードウェア面で優れた製品が最高点になるわけではありません。
コントラストが低くなりがちな普通紙でのコントラスト、黒文字のコントラストとエッジのシャープさ、裏写りなどを評価。コート紙への印刷品質も加味して評価しています。
本来はフォトとそれ以外の印刷速度、それにモノクロを別々に評価すべきですが、ここではそれらの総合点としています。計測は自動ヘッドクリーニングが行われない動作ケースで、紙送りが開始されてから最後の用紙が排出されるまでの時間を計測しています。
静音性、両面プリント対応、用紙ハンドリングなど、主にハードウェア面に施された実用指向の機能と性能を評価しています。
写真プリントの容易さや楽しさなどを向上させる機能を評価しています。
製品の価値と価格を比較した時の妥当性や買い得度を評価しています。
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