> レビュー 2003年6月27日 10:29 PM 更新

オーディオコンポ風キューブPC「MEGA」の拡張性をチェックする(2/3)


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 例えば、CPUクーラーはフードの部分とファンの部分に分かれているが、筐体に組み入れる前にフードとファンを組み立ててしまうと、CPUソケットに装着できなくなる。説明書どおり、フードを到着してからファンを取り付けなければならないのだ。


カバーは手で回せるネジで留められているため、メモリの増設だけならば工具なしでもOK。ただし、ドライブベイや拡張カードの増設ではドライバーが必須になる


カバーを開けた直後のMEGA 651。中央でトグロを巻いているフラットケーブルにうんざりするかもしれないが、全部取り出して筐体の外側に垂らせば、作業の邪魔にはそれほどならない

 窮屈なキューブ型なので、メモリや拡張カードの増設を面倒に思うかもしれないが、それぞれのスロットが筐体サイドに設けられてるため、筐体のカバーを取り外せば簡単にスロットまでたどり着く。メモリは苦もなく増設できるだろう。



メモリスロット(上)とAGP、PCIスロット(下)。どちらも筐体のサイドに設置されているので、カバーを取り外せばすぐに手を出せる

 問題なのは、マニュアルに記述されていない、AGP、PCIにカードを拡張する場合。周辺に“はい回っている”電源ケーブルやラジオアンテナケーブルとの干渉に、かなり苦労するはずだ。

 スペースに余裕がない上に、ケーブルが筐体に固定されているため、迂回させる自由度がそれほど残されていない。ビデオカードは電源ケーブルに圧迫されるようになるので、ブラケットのネジ止めをしっかりして置くように心がけたいところ。できれば、ロープロファイルのファンレスビデオカードを選びたい。


AGPにスロットにビデオカードを差す。カードの右上に電源ケーブルの束が干渉して、ビデオカードに結構に力をかけてくるので注意を要する。PCIカードを差す場合にもコネクタのすぐ横に見えるケーブルの取り回しに苦労することになる

 小さい筐体ということで、ドライブベイの増設も大変そうに見えるが、こちらは、ビデオカードの拡張よりはるかに楽。筐体カバーを開けてからフロントパネルを外し、ドライブベイのネジを外せば、筐体からベイバーツを取り出せる。注意したいのは3.5インチオープンベイにHDDを取り付けるときと、5インチベイにドライブを取り付けるとき。

[長浜和也, ITmedia ]

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