> ニュース		2003年7月9日　07:08 PM 更新

富士写、カメラ付き携帯用ハンディプリンタを開発

　富士写真フイルムは7月9日、カメラ付き携帯電話の画像をプリントできるハンディタイプのデジタルプリンタ「NP-1」（仮称）を開発したと発表した。発売日、価格は未定。

　JPEG画像データを携帯電話から赤外線通信機能を使って転送し、プリントする。用紙はインスタントカメラ「チェキ」用のフィルム（画面サイズ62×46ミリ）を使用する。フィルム感度がISO 800と高いためプリントに必要な消費電力を抑えることができ、リチウム電池CR-2×2本で約100枚のプリントが可能だとしている。

　RGB各色の露光をほぼ同時に行う「線順次露光方式」を採用しているため、高速プリントが可能。データ受信後に15秒でフィルムが送り出されるという。画像はフィルム出力後、約24秒で現れ始める。

　サイズは117.5（幅）×41.5（高さ）×105.5（奥行き）ミリ、重さ250グラム（本体のみ）と手のひらに載るコンパクトさ。プリント解像度は254dpi。プリントの明るさ調整機能も備えた。

　撮影から赤外線通信までの操作を簡単に行える携帯電話専用アプリケーションも開発する予定だ。

　同製品は「ワイヤレスジャパン」（7月16−18日、東京ビッグサイト）に参考出品する。

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