Prius Air Note 100F5TVC――スーパーラスタービュー液晶搭載の“使って心地いい”マシン(3/3)本体前面に搭載されたスピーカーは、音質は決して悪くはないが、多少こもったように感じられた。 排熱対策は優れており、長時間利用してもパームレスト部分は熱くならない。ハードディスクの上部に位置するキーボードの左側に若干の熱を感じる程度だ。裏面は中央のメモリ周辺が熱を持つが、熱いというレベルではない。
100F5TVCの左右前後に配されているインタフェースや拡張機器類は次のようなものだ。 まず前面に1.5ワットのステレオスピーカー、光デジタルオーディオ出力兼用ヘッドホン端子、マイク端子、ボリュームコントロールダイヤル。左側面にモデム端子(データ:最大56kbps/V.90規格準拠、FAX:最大14.4kbps)、10BASE-T/100BASE-TXのLAN 、USB 2.0ポート×1、IEEE1394(S400)ポート×1、CardBus対応TypeI/IIのPCカード×2(TypeIIIを利用する場合は1スロット)で、右側面にはスロットイン式のDVDマルチドライブ。そして背面にECP/EPP対応のD-Sub25ピン・パラレルポート、D-Sub9ピン・シリアルポート(RS-232C)、USB2.0ポート×2、S映像出力端子、外部ディスプレイ出力端子がある。 なお、外部接続のフロッピーディスクドライブは付属していない。オプションとして、USB接続のフロッピーディスクドライブ「PCT-UF2231」が9000円(希望小売価格)で提供されている。
前面:1.5Wのステレオスピーカー、光デジタルオーディオ出力兼用ヘッドホン端子、マイク端子、ボリュームコントロールダイヤル
左側面:モデム端子、10BASE-T/100BASE-TXのLAN 、USB 2.0ポート、IEEE1394ポート、CardBus対応PCカードスロット。PCカードスロットの左側は内蔵ハードディスクのカバー
右側面:スロットイン式DVDマルチドライブ。シルバーの縁取りがされている
背面:パラレルポート、シリアルポート、USB 2.0ポート、S映像出力端子、外部ディスプレイ出力端子 USB 2.0が3ポートと、このタイプのノートPCにしては少ない。逆にパラレルポートとシリアルポートが搭載されているので、USBインタフェースのない旧型のデバイスは接続しやすい。当然、シリアルポートを削ってUSB 2.0ポートを追加することもできただろう。このあたりの仕様については、ユーザーが保有しているデバイスによって評価が変わってくるところだ。 なお、ワイヤレスLANは内蔵していないので、利用する場合はPCカードを利用することになるだろう。PCカードスロットが手前に位置しているため、その場合は、ワイヤレスLANカードの出っ張りが多少気になるかもしれない。 メモリはSO-DIMMスロットが2基あり、メモリを最大の1Gバイトにする場合には既存のメモリを取り外し、512Mバイトのメモリを2枚装着することになる。
メモリはスロットに2枚装着できる。既存のメモリを取り外せば、最大1Gバイトまで増設可能 搭載されているDVDマルチドライブの書き込み性能は、DVD-RAMが書き込み最大2倍速、DVD-Rが書き込み最大2倍速、DVD-RWが書き込み最大1倍速、CD-Rが書き込み最大16倍速、CD-RWが書き込み最大4倍速。バッファアンダーランエラー防止機能を搭載する。ライティングソフトには「Drag'n Drop CD+DVD for HITACHI」、ビデオ編集、作成ソフトには「WinDVD Creator for HITACHI」が付属している。
Prius Air Noteのスペックは、オールインワンノートPCというカテゴリーで見た場合、控えめなものだ。とはいえ、DVD鑑賞やインターネット、メール、ビジネスアプリケーションを使用するのには十分なスペックを持っている。 このPrius Air Noteの場合、むしろスペック表では分からない部分で特筆すべきことが多い。実際にショップに出向き、ほかのノートPCの液晶ディスプレイと比較したり、デザインの美しさを確認してみると良いだろう。そうすればきっと購入対象の1台となるはずだ。
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