日本HP、Pentium M搭載の二つのモデルが狙うもの(3/3)1.58キロと携帯利用を重視したnc4000の大きな特徴は、ノートPCでは初めてIEEE 802.11a/b/gをサポートしたことだ(ただし、初期出荷時はIEEE 802.11a/bのみ対応、IEEE 802.11g用ドライバは後日日本HPサイトにてダウンロード可能となる)。有線LANも高速ネットワークとして注目される1000BASE-Tに対応している。 また、ノートPCでは初めてRADEON IGP 350M(MOBILITY RADEON IGP 7000)チップセットを採用していることにも注目したい。Pentium Mに正式に対応しているサードパーティー製チップセットとして初めて発表されたもので、Intel 855GM/PMと比べて、FSB533MHz、メモリにPC2700をサポートするはじめてのチップセットになる。 HPがあえてATI製のチップセットを選択したのも、このスペック的な優位性が大きく影響したようだ。今回発表されたnc4000ではメモリにPC2100を搭載しているが、HPでは将来、PC2700を搭載した製品もラインナップに加える予定になっている。
1.58キロという重量は、最近主流のB5モバイルに比べると若干重い。その点について菊地氏は「もともと軽さ・薄さをぎりぎりまで追求した製品ではありません。ですから軽くするためにどこかを削るだとか、薄くするために素材を薄くするといったことは、まったくしていません。より重要なコンセプトは“3年間毎日カバンに入れて持ち歩いても壊れないこと”なんです」と説明する。 ビジネス携帯利用を重視して設計されたnx7000とnc4000。カタログスペックでは分からない「強靭でタフな筐体」「インフラも含めた総合的なサポート」など、ビジネス利用では大きいHPブランドの安心感も、これらノートPCのメリットとして考えることができるだろう。HPのノートPCビジネスは53%という高い伸びを示している(業界全体では34%程度)のも、このようなところが企業ユーザーから評価されている証拠といえるだろう。
日本HP、Centrino A4ノートとRADEON IGP 350採用B5ノート [遠竹智寿子, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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