> レビュー 2003年7月30日 02:04 PM 更新

エプソンダイレクト Endeavor NT2500――NT2000とNT3000の長所を合わせた3スピンドルのハイブリッド後継機(1/2)

エプソンダイレクトの「Endeavor NT」シリーズに、新モデル「NT2500」が登場した。光学ドライブ&FDDを内蔵した3スピンドルオールインワンノートで、モバイルCeleron/2GHz搭載モデルで11万8000円からと手頃な価格が魅力のマシンだ。

NT2000とNT3000のハイブリッド後継機


 エプソンダイレクトのPCは、BTOによるカスタマイズが可能なことでおなじみだ。新モデル「Endeavor NT2500」の場合は、2種類の液晶ディスプレイサイズ(14.1/15インチ)と3種類のプリインストールOS(Windows 2000 Professional/XP Home Edition/XP Professional)を組み合わせた計6種類のモデルを用意。これらをベースに、CPU、メインメモリ容量、HDD容量、光学ドライブなどを選択する。このスタイルは、従来モデル「同NT2000」(2002年11月12日発売)および「同NT3000」(2003年1月28日発売)と変わらない。

 CPUは、モバイルPentium 4-Mの1.80/2.20/2.40GHzおよびモバイルCeleron/2GHz。チップセットはSiS650を搭載し、チップセット内蔵のグラフィックス機能を使用する。メインメモリ(PC-2100対応DDR SDRAM)容量は、256M、512M、768M、1Gバイトから選択が可能だ。ビデオメモリを共有することを考えると、Windows XPモデルならば512Mバイト以上を選択したい。

 注意が必要なのは、2基あるメモリスロットのうちの1基は、出荷時状態からの変更が不可能な点。最大容量である1Gバイトまでの増設を考慮するのであれば、購入時点で512Mバイト以上を選択しておく必要がある。HDDは容量30G、40G、60Gバイト(Ultra ATA/100、4200rpm)、光学ドライブはCD-ROM、CD-R/RW、DVD-ROM&CD-R/RWコンボの3タイプから選択する。

 液晶ディスプレイの最大解像度は、14.1インチ、15インチともにXGA(1024×768ピクセル)。このサイズの液晶ディスプレイとしては少々物足りない。本体価格に大きく影響するパーツだけに、廉価モデルの本機では難しい注文とは知りつつも、最低でもSXGA(1280×1024ピクセル)は欲しいところである。液晶の品質自体は良好で、これといった不満は感じなかった。

 “NT2500”という型番からは、NT2000の後継機というニュアンスを感じるが、「インテル製CPU&SiS650」という点ではNT3000に近いモデルである(NT2000はモバイルAthlon XP-M 1800+/2000+/2200+&SiS740)。スペック面でも価格面でも、NT2500はNT2000とNT3000がうまく統合され、同等以上の長所を備えるモデルになった形だ。従来モデルから唯一スペックダウン(?)されたのは、BTOに内蔵無線LANの選択肢がなくなった点だろう。

[杉崎茂, ITmedia ]

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