“ノートPC”を超えた1台4役のマルチAVマシン――シャープ Mebius PC−SV1-7DB(2/3)
次に本機のスペックを見ていこう。CPUはモバイルAthlon XP-M 2000+。チップセットはVIA TechnologiesのProSavageDDR KN266で、内蔵のグラフィックス機能(ProSavage8相当)を使用する。メインメモリ(PC2100 DDR SDRAM)容量は標準256Mバイトで、ビデオメモリとして8/16/32Mバイト(BIOS設定で変更)を共用する。 スペック面で気になるのはチップセットのVIA ProSavageDDR KN266。発表から1年半以上を経ていることもあり、内蔵グラフィックス機能の3D性能が最新のビデオチップなどと比べて低いのだ。これはベンチマーク結果にも表れている。 CPU周りなどを計測したSandraの値はほぼスペックどおりで、中堅クラスのノートPC並みの性能と言える。これに対して3DMark2001 SEの値はかなり低く、3Dグラフィックス性能はほとんど期待できない。テスト中に表示されるデモ画面もコマ落ちが激しかった。一般的なアプリケーションソフトを使用したり、インターネットを楽しむ分にはよいが、3Dゲームなどをプレイするには向かないマシンである。誤解がないように付け加えれば、もちろん本機のウリであるTVやDVD、CDなどの視聴には、なんら問題はない。 Sandra
WinBench99 ver.2.0
3DMark2001 SE
もう一つ気になる点は、標準256Mバイトというメインメモリの容量。Windows XPを快適に動作させるには256Mバイト以上のメインメモリが欲しいところだが、本機はビデオメモリを共用するためにこの容量を割ってしまうのだ。特に、ビデオ編集などで大容量データを扱う場合などを考慮すると、少なくとも512Mバイトまでは増設しておきたいところだ。増設用のメモリスロットは1基で、最大768Mバイトまで容量をアップすることができる。 [杉崎茂, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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