> レビュー 2003年9月12日 05:23 PM 更新

あやまっちゃうぐらい、静かです――Power Mac G5速攻レビュー(3/6)


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変換器経由でParallel ATAドライブも搭載可能だが……

 ついでにハードディスクも見ておこう。Macintoshでは初めてのSerial ATAマシンだ。ハードディスクは、もう一つだけ追加できる。これはちょっと物足りない。スペースに余裕がないのは分かるのだが……。

 取り付け方法は例によって芸術的。まず、ハードディスクに付属(シャーシ内部にストックされている)の頭の大きなビスを取り付ける。


 シャーシに用意されたレールに、そのビスの頭が沿っていくように押し込む。奥まで行ったら、手前の固定レバーを90度回す。後は、信号線と電源のケーブルをつなげばおしまい。このケーブルも使わない時はちゃんと収まっていて、ここまでっていうくらい「きちんと」している。


 最近ではSerial ATAドライブもかなり安くなってきたので、新しく買うならSerial ATAドライブを買えばいい。でも、旧マシンの資産を使いたいとか、環境をそのまま移行したいなんて場合には、従来のParallel ATAドライブをつなぎたくなることもあるだろう。常識的には、FireWire(あるいはUSB 2.0)の外付けケースを使えばいい。

 でも、わたしにはちょっとやってみたいことがあった。秋葉原などで売っているParallel→Serial ATA変換器が使えないか試したいのだ。

 秋葉原にいって、玄人志向の変換ボード「SERIALATA-DAT」を(一番安かったから)購入。

 IBMの「IC35L120」(120Gバイト)に取り付けて試してみた。ビスを付けてレールに差し込んで固定レバーを回すところまでは問題ない。変換器のボードがぶつかることもない。でも、シリアルケーブルが届かない。長さがぴったりすぎるのだ。


   しかたないので、変換器に付いてきた汎用のSerial ATAケーブルでつないでみる。しかしこれだと、ケーブルのコネクタがフタを閉めるとぶつかりそうだ。運用には片方がL字型になっているコネクタ(あるのかな?)でないとまずい。

 また、電源コネクタもない。Serial ATAの電源コネクタは従来型とは違うのだ。これを変換するコネクタもあるのだが、買ってくるのを忘れた。しかたがない。今回は実験だ。外部電源で済ませることにした。

 というわけで、フタを閉めないまま起動(この状態だとファンが全速力になるというのはこのとき知った)。

 結果、ドライブはちゃんと認識する。全セクタチェックさせたけれど問題はなかった。ファイルのコピーももちろんOK。速度もドライブの性能は十分に出ている(本来のSerial ATAドライブより遅いのは致し方ない)。ケーブルの問題さえどうにかすれば、大丈夫みたいだ。

 ただし、他のドライブや変換器の組み合わせについては分からない。相性問題はあるかもしれない。って考えると、それだけ苦労するなら、素直に外付けにしたほうが無難だっていう、当たり前の結論になっちゃいそうだ(*8)。


*8 苦労は買ってでもしたいというマニアの人は除く

[こばやしゆたか, ITmedia ]

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