> レビュー 2003年9月12日 05:23 PM 更新

あやまっちゃうぐらい、静かです――Power Mac G5速攻レビュー(6/6)


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光学式デジタルサウンド入出力ポートを搭載

 Power Mac G5には、これもMacintoshでは初めて光学式のデジタルサウンド入出力ポートが搭載された。背面に角型のコネクタがイン/アウトと並んでいる。他のコネクタはアイコン表示されているが、これらだけは英語表記。アイコンがまだ制定されていないのだろうか。コネクタの口にはシャッターが付いていて、普段は中の光が見えないようになっている。汚れ防止にもなりそうだ。


 サウンドをどこから入力するかは、システム環境設定の「サウンド」で設定するのだが、光ケーブルをつなぐと自動的にそっちに切り替わるようだ。もちろん、ケーブルを差したままで設定を変えることもできる。

 MDプレイヤーへの出力と、CDプレイヤーからの入力の両方を試したが、どちらもOK。もしやと思って「Audio Midi Setup」の出力の「現在のフォーマット」の選択肢を見てみたが、2chのものしかなかった。

何より静か。速さについては次回で結論を出したい

 Power Mac G5はとても静かなマシンだ。自宅で作業をしているわたしなんかはそれだけでうれしくなる。速さについては、今回のテスト結果ではクロック数分の上昇はある、としか言えない。でも、これについては、さっきのアップルの技術者の話もあるので、64ビット化の効果が出るレベルの大きなデータでテストをするまで結論はお預けだ(先に聞き損ねたのはわたしのミスです。すみません)。それでも十分速いんだけど(*11)。

 Power Mac G5ならではの速度は、PowerPC G5のデュアルプロセッサ版が出て、それがMac OS X 10.3で動いた時に、もう一度しっかり検証してみるのがよさそうだとわたし思う。その頃には、アプリケーションレベルのPowerPC G5対応ももっと進んでいるだろうし。


*11 きちんとした比較ができないので、参考データだけど、SETI@homeのコマンドライン版(powerpc-apple-darwin1.2: ver3.03)では、だいたい1ユニットあたり2.8時間だった

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[こばやしゆたか, ITmedia ]

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