> ニュース		2003年10月10日　09:00 PM 更新

ホームセキュリティーソフトのHomeGuardianがマルチカメラをサポート

ホームセキュリティーソフトのHomeGuardianが2.0にバージョンアップし、複数のカメラをサポート、実用性を高めた。

　SubRosaSoftは10月9日、Mac OS X互換のホームセキュリティー用ソフトウェア、HomeGuardian 2.0を発表した。この新バージョンは複数のカメラをサポートし、音声検知、ムービーキャプチャー、緊急時のパニックボタン、「武装」ボタン、品質向上またはファイルサイズを小さくするためのさまざまな圧縮設定の追加などが実装されている。

　家庭と中小企業向けに作られたHomeGuardianはウェブカムをモーションディテクターとして利用する。動きが検知されたらその写真を撮影して指定されたメールアドレスに送信する。動きが検知されたときにサウンドを鳴らしたり画面上に警告が出るようにすることもできる。これを定期的に実行することも可能だ。HomeGuardianは証拠として画像をウェブページにアップすることもできる。警告、報告を指定フォルダに保存することも可能である。

　バージョン2.0ではカメラを1個だけではなく、複数のカメラをMacに接続し、1カ所以上の場所を監視することができる。ビデオ機能も拡張され、単なる写真モードではなく、ムービーの記録が可能になった。

　内蔵マイク、外部マイクを使った音声検知も可能になった。通常の騒音以上の音がした場合には、警告が発せられ、電子メール、FTPにより録音された音声が送られてくる。

　「武装」ボタンはオーディオとビデオによる監視を有効にするボタンだ。2.0のレポート機能は1回の警告で送る電子メールの数を選択できる。さらに、HomeGuardianを購入すると、ComputerGuardian（ノートPCユーザーのための保護ソフト）が無償提供される。

　ComputerGuardianはMacの電源が入ると起動し、現在のIPアドレスが前回のIPアドレスが違う場合には、新しいIPアドレスが書かれたメールを指定の電子メールアドレスに送る。この情報は盗難にあったユーザーが、そのマシンの場所を特定するのに役立つと、同社CEOのベン・スレイニー氏は述べた。

　IPアドレスに加え、ComputerGuardianはバックグラウンドでRAM、バッテリー、内蔵/外部ハードディスクをモニターする。上記の環境に変更があれば、指定したメールアドレスに知らせる。

　HomeGuardian 2の価格は34.95ドル。2.0へのアップグレードは以前のバージョンの登録ユーザーには無料。

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