> ニュース 2003年10月15日 08:06 PM 更新

エプソン、4800dpi対応スキャナ


 セイコーエプソンは10月15日、A4サイズ対応のフラットヘッドスキャナ新製品3モデルを発表した。国内初となる最大読み取り解像度4800dpiのモデルなどをラインアップする。


GT-X700

 最大読み取り解像度4800dpiのハイエンドモデル「GT-X700」は10月31日発売で、オープン価格。同社によると、4800dpiの解像度はコンシューマー向けA4フラットベッドスキャナとしては国内初。

 CCDセンサーへの集光力を高め、高感度化・高容量化を可能にするというオンチップマイクロレンズを装備した6ラインカラーCCD「α-Hyper CCD」を搭載した。明るく色収差に優れた4群6枚レンズを採用し、シャープで高精細な画像スキャンが可能だという。

 高輝度フィルムスキャンユニットを搭載した。シャドウ部分をつぶすことなく豊かな階調を再現できるという。35ミリフィルムスリーブなら4列24コマ、ブローニフィルムなら3枚、4×5インチ判なら2枚までの連続スキャンが可能。35ミリポジフィルムを4800dpiでスキャンしても1分53秒で完了する高速動作も特徴だ。

 階調は入出力ともRGB各色16ビットに対応した。インタフェースはUSB 2.0とIEEE 1394のデュアル。サイズは304(幅)×476(奥行き)×134(高さ)ミリで、重さは約6.7キロ。

 フィルムに付いたごみや傷を自動補正する機能や、紙焼き写真のキズや折れ目を検知し自動補正する機能、退色復元機能、粒状低減機能などを搭載したドライバソフト「EPSON Scan Ver2.0」が付属する。


GT-9300UFS

 最大解像度2400dpiの「GT-9300UFS」は11月14日発売。5月に発売した「GT-9300UF」の後継モデルとなる。

 GT-X700同様「α-Hyper CCD」を搭載した。35ミリスリーブで最大6コマ、スライドで最大4コマのフィルムスキャン機能を備える。ワンタッチでスキャンできるボタンを装備した。

 インタフェースはUSB 2.0。サイズは276(幅)×450(奥行き)×116(高さ)ミリで、重さは約3.1キロ。退色復元機能、ホコリ除去機能などを搭載したドライバソフト「EPSON Scan Ver1.2」が付属する。


GT-7400U

 エントリーモデルの「GT-7400U」は11月14日発売で、オープン価格。

 最大読み取り解像度は1200dpi。RGB各色16ビットの入出力に対応する。ワンタッチでスキャンできるボタンを装備した。

 インタフェースはUSB 2.0。サイズは275(幅)×419(奥行き)×62.4(高さ)ミリで、重さは約2.5キロ。EPSON Scan Ver1.2や、縦置きスタンドが付属する。

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