> ニュース 2003年10月21日 01:09 PM 更新

富士写、FinePix2機種――ハイエンド向け「S7000」とコンパクト機「F420」


 富士写真フイルムは10月21日、デジタルカメラ“FinePix”シリーズの新製品として、630万画素6倍ズーム搭載ハイエンド機「FinePix S7000」と、310万画素3倍ズーム搭載コンパクト機「FinePix F420」を発表した。S7000は11月23日、F420は11月16日から発売する。2機種ともに価格はオープンだが、実売はS7000が9万円前後、F420が4万円前後になる見込み。


630万画素6倍ズーム搭載ハイエンド機「FinePix S7000」

 2機種ともに同社独自CCDの第4世代モデル「スーパーCCDハニカムIV HR」を搭載。1/1.7インチという大型サイズCCDを採用した有効630万画素のS7000は、同社独自のハニカム信号処理によって最大4048×3040ピクセル(1230万画素)の記録画素数を確保した。

 35ミリ判換算で35〜210ミリ相当の光学6倍ズーム“スプレンディッシュ”レンズを搭載。ハニカムズームによって最大19倍(1280×960ピクセル時)の高画質なデジタルズームが行える。レンズ部にはフォーカス/ズームがリング操作で行える「FZリング」を備えた。

 外光パッシブ位相差AFとCCD-AFを併用して高速合焦を可能にした「スーパーツインAF」をはじめ、コンテュニアスAF/エリア選択AF/オートエリアAFなど多彩なAF機能を搭載。そのほか、CCD-RAWモード、最高1/10000秒の高速シャッター、ISO200〜800までの感度設定などを装備した。


310万画素3倍ズーム搭載コンパクト機「FinePix F420」

 F420は今年2月に発表したF410の後継機種。有効310万画素1/2.7インチのスーパーCCDハニカムIV HRを搭載し、光学3倍ズーム(35ミリ判換算36-108ミリ相当)を備える。

 ボディサイズを従来機(F410)に比べて体積比で約20%小型化。77(幅)×69(高さ)×26.4(奥行き)ミリ、145グラム(本体のみ)の小型軽量ボディにした。そのほか、4種類(人物/風景/スポーツ/夜景)のシーンモードやビデオ出力機能を新たに追加した以外は、F410とほぼ同じ仕様。

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