> ニュース 2003年10月21日 09:34 PM 更新
IDG

BIAS、プロ向けオーディオ修復ツールのSoundSoap Proを発表

SoundSoapというオーディオ修復ツールを発売してきたBIASが、その機能をプロフェッショナル向けにまで高めたPro版を発表した。(IDG)

 先週ニューヨークで開催されたAES (Audio Engineering Society) コンベンションで、BIASはSoundSoap Proを発表した。

 SoundSoap ProはMac OS X互換のオーディオ修復用プラグインで、2004年の早い時期に発売となる予定。

 プロフェッショナルのオーディオプロデューサー、エンジニア、ミュージシャン、サウンドエンジニア、そして科学捜査専門家などがターゲットとなっており、不要なヒス音、部屋の騒音、ガラガラ音、電気的なハム音、その他のバックグラウンドノイズをほとんどのメディアファイルから除去することができる。DVサウンドトラック、PowerPointサウンドトラック、Flashなどのウェブツールのサウンドトラックにも対応している。

 ブロードバンド・ノイズリダクション・ソリューションの多くは(BIASもエントリーレベル向け製品として99ドルのSoundSoapをリリースしている)、分析または学習によりノイズのプロファイルを習得し、スレッシュホルドとリダクションコントロールを使いノイズ成分を抑える。これは、すべての周波数帯域に対して適用される。

 これでもよい結果は得られるが、BIASによれば、難度が高いノイズ問題では別のコントロールを使う必要があるという。BIASは修復プロセスを別々のプラグインにすることをやめ、SoundSoap Proでは1個のプラグインウインドウからすべてのツールにアクセスできる、統合インタフェースが採用されている。

 SoundSoap Proは51の帯域を12のスレッシュホルドおよびリダクションスライダーでコントロールし、そのスライダーはロックボタンでグループ化も可能。また、12個のビブラートレベルメーターによりスレッシュホルド調整の補助を行う。SoundSoap Proのツールエリアにある機能としては、作業を行う必要があるかもしれないスペクトルノイズを常時、視覚的にモニターするためのグローバル、リアルタイム・スペクトログラムがある。カラーコードにより、このスペクトログラムを見ながら問題箇所を識別し、関連ツールの調整を、結果を耳で聴きながら、目で見ながら行うことができる。

 SoundSoap Proはすべての主要プラグインホストに対応しており、Peak 4 (VST/Audio Units)、Pro Tools (RTAS)、Logic Audio/Digital Performer (Audio Units)、Nuendo/Cubase SX/Wavelab (VST)、Sonar (DirectX) をはじめとする多くの互換ホストで動作する。価格は未定。

 BIASはAESで、Peak 4も発表した。Mac用のステレオ波形編集アプリケーションの最新版だ。Power Mac G5に対応しているだけでなく、いくつかの内蔵DSP機能がG5用に最適化されているという。

 Peak 4がリリースされたのは8月。新バージョンの価格は499ドルで、Audio Unitプラグイン(AppleのMac OSX標準オーディオプラグイン)対応、サンプルベースのリバーブ技術ImpulseVerb、マルチプロセッサのサポート、アプリケーションからRedbook CDライティングが可能、新しいDSPツール、マスタリング品質のコンプレッサー/リミッターSqweezなどの新機能が追加されている。

[ IDG Japan]

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