> ニュース 2003年10月22日 10:18 AM 更新
IDG

Mac版Haloの出荷日が12月3日に決定

1999年にスティーブ・ジョブズ氏がMacworld NY基調講演で公開して以来、4年間待たされ続けてきたゲームタイトル、“Halo”がようやくMacプラットフォームにやってくる。(IDG)

 Macのアクションゲーム愛好家はもう待つ必要がない。Destineerの子会社MacSoftは10月21日、待望のMac版“Halo: Combat Evolved”が12月3日に出荷されることを発表した。

 HaloのMac移植版はWestlake Interactiveが長期間開発に取り組んできたものだ。Mac版は最近Windows版を出したばかりのGearbox Software製ソースコードを使って開発された。Haloはもちろん、今ではMicrosoftのビジネスユニットとなったBungie Studioの伝説的なXboxゲームだ。

 Halo: Combat Evolvedではプレーヤーが、The Covenantというエイリアン部隊の侵略に対抗する人類最後の希望であるMaster Chiefとなる。プレーヤーは歩兵として、車両に乗って、そして戦闘機に乗ってエイリアンのリングワールドで戦うのである。

 HaloのMacプラットフォームとの関わりは長く、起伏に富み、そして苦い思い出もある。コードネーム“Blam”という名のゲームのプレス向け内覧会が最初に行われたのが1999年にロサンジェルスで開催されたElectronic Entertainment Exposition (E3) 。その夏、Haloが一般向けデビューを果たしたのはニューヨークで開催されたMacworld Expo基調講演だった。

 BungieがMicrosoftに売却され、Haloは当時開発中だったMicrosoftのゲーム機、Xbox専用となった。このXbox版Haloは300万本を売り上げる大ヒットとなり、Xboxのベストタイトルの一つと評されるようになった。

 その間、BungieはMac版とWindows版を提供するという当初の約束がまだ“ほご”にはされていないと主張していた。MacとPCゲーマーの多くはそれをあざ笑い、出るはずがないと否定した。今でもこのゲームの出生とXboxタイトルとしての開発物語は議論の対象となっている。

 Haloを現在のハイエンドゲームPCに適応するように再開発したのはGearboxで、それは近々登場予定のMac版でも同じだ。Macゲーマーはこのゲームを最大1600×1200ピクセルという解像度でプレイでき、MacとPCゲーマーが個人として、またはチームとして参加できるオンラインマルチプレーヤー機能も使うことが可能だ。

 「コンピュータでこれだけ楽しめたのは、ドワーフとバーサーカーを引き連れてマドリガルに行ったとき以来だ」とDestineerのピーター・タムティ社長。タムティ社長はBungieの“Myth”の大ファンである。

 MacSoftの創設者であるタムティ氏はBungieがMicrosoftに売却されたとき、Bungieの執行副社長を務めていた。その後、同氏はBungieを退社し、Mac、PC、ゲーム機用オリジナルゲーム開発会社Destineerを設立した。DestineerはMacへの移植ゲームを“Bold”というレーベルで販売していたが、最終的にMacSoftを傘下に置いた。

 Halo: Combat Evolvedの動作に必要なMacの最終スペックはまだ公表されておらず、MacSoftのウェブサイトには情報がほとんどない状態だ。MacCentralでは情報が入り次第、読者にお伝えする予定だ。

[ IDG Japan ]

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