VALUESTAR TX VX900/7Fのパフォーマンスを検証(2/2)まずは、3DMark2001 SEと3DMark03だ。3DMark2001 SEでは、DirectX 8.x環境における描画能力がわかる。現時点ではゲームソフトの多くがまだDirectX 8.x環境で制作されており、DirectX 8.x環境でのパフォーマンスも重要な要素である。 また、3DMark03では、DirectX 9環境における描画能力がわかる。DirectX 9環境で制作されたゲームソフトはまだほとんど存在しないが、この冬以降、DirectX 9環境で制作された大作ソフトがいくつか登場予定となっており、今後はDirectX 9環境における描画能力も非常に重要なポイントとなってくるはずだ。 3DMark2001 SE結果は表3、3DMark03の結果は表4の通りで、双方とも十分すぎるほどのパフォーマンスが発揮されていることがわかる。また、やはりメインメモリがデュアルチャネル動作の方が若干高いパフォーマンスを示している。これだけのパフォーマンスが発揮されていれば、既存のゲームソフトはもとより、今後登場予定のDirectX 9対応で驚異的なグラフィックが特徴のソフトも余裕で利用可能と言っていいだろう。
最後に、FFBench2の結果だ。現在稼働しているMMORPG(多人数参加型オンラインRPG)の中でも突出したグラフィックが特徴のゲームであり、このゲームをやりたいがためにマシンを強化する人も少なくないほどだ。結果は表5の通りである。 開発元であるスクウェア・エニックスでは、FFBench2の結果が4000以上であれば、FINAL FANTASY XI for Windowsを“とてもとても”快適に動作させることが可能としているが、VX900/7Fでは当然のごとくそのスコアは軽くクリアしている。おそらく、設定できる描画エフェクトを全て有効にし、高解像を高くしてプレイしたとしても、動作にストレスを感じることはないはずだ。 ちなみに、こちらもメインメモリがデュアルチャネル動作の場合により高い結果が得られており、この結果からも、メインメモリのデュアルチャネル化は必須と結論づけていいだろう。
今回のベンチマークテストの結果は、VX900/7Fのスペックを考えると、ごく自然なことであると考えていい。現時点でハイエンドのパーツをふんだんに搭載しているのだから、好結果が得られても全く驚くべきものではない。 ただ、これだけの高パフォーマンスを発揮するにもかかわらず、動作時の騒音がほとんど聞こえないような、非常に高い静寂性が実現されているという点を考えると、やはり驚異的であると言える。VX900/7Fと同等のスペックを持つ他のマシンを見ると、どれも多数の空冷ファンが取り付けられ、稼働中には轟音と言ってもいいほどの騒音をまき散らす。いくらマルチメディア能力が高くても、不快になるほどの騒音を出すマシンは気分良く利用できないだろう。 それに対しVX900/7Fは、動作しているのか不安になるほどの静寂性を実現しつつ、これだけのパフォーマンスが発揮されるのだ。リビングルームに設置して、DVDを再生して楽しんだり、テレビを見たりする場合でも、騒音が雰囲気を壊すことはない。VX900/7F及びWeb直販モデルは、本当の意味でマルチメディア能力を気持ちよく活用できるマシンと言っていいだろう。 関連リンクVALUESTAR TX Web直販モデル NECのWebストア「121@store」 [平澤寿康, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
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