> レビュー 2003年10月30日 07:56 PM 更新

BTOで最強マシンを構成できるB5ノート――Endeavor NT300(3/3)


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メモリやハードディスクは自分流にカスタマイズしたい

 では、NT300のスペックを詳しく見ていこう。BTOによりさまざまなパターンを選択できるが、搭載できるOSはWindowsXP Professional/Home EditionもしくはWindows 2000 Professionalで、メーカー製にPCに見られるような付属ソフトはインストールされていないし、Office 2003などのオフィス系アプリケーションも付属していない。

 試用したモデルはCPUはPentium M/1.7GHzで、メモリにはPC2700のDDR SDRAMを256Mバイト搭載していた。チップセットはIntel 855Gで、グラフィックス機能はチップセット内蔵のものを使用している。

 ビデオメモリはメインメモリと共有で、DVMT(Dynamic Video Memory Technology)により動的に割り当てられる。最大の割り当て容量は64Mバイトとなるので、この場合ではメインメモリは最小で192Mバイトとなる。Windows XPを快適に操作したいなら、メモリを512Mバイトに増設することをおすすめする。

 ちなみに搭載されている256Mバイトのメインメモリは、基盤に直付けされており交換することはできない。メモリの空きスロットは1つで、BTOでは384Mバイト(デフォルト+128Mバイト)、512Mバイト(デフォルト+256Mバイト)を選択可能だ。なお、空きスロットに1Gバイトなど大容量のメモリを差すことも可能だと思われるが、エプソンダイレクトとしては検証していないということなので、増設する場合はユーザーの自己責任になる。


本体背面のメモリースロット。メモリの空きスロットは1つ

 ハードディスクには日立GSTの「Travelstar 80GN IC25N040ATMR04」を搭載する。UltraATA/100接続の容量40Gバイト、回転数4200rpm、キャッシュの容量2Mバイトのスペックで、Cドライブにすべての容量が割り当てられていた。40Gバイトという容量でもなんとか利用できるが、同社のオンラインショップにて60Gバイト程度にカスタマイズすると、より利用範囲が広がるだろう。

 ハードディスクへは、裏面のネジを2つはずすだけで簡単にアクセスできるので、ユーザー自身で簡単に交換できそうだ。


ハードディスクへは簡単にアクセス可能

 NT300のベンチマークテスト結果は、以下の通りだ。


PCMark2002のベンチマークテスト結果


3DMark2001SEのベンチマークテスト結果

 試用したモデルはPentium M/1.7GHz及び、PC2700のメモリを搭載しているためか、PCMark 2002の結果はモバイルノートPCとしてはかなり優秀と言える。しかし、3Dグラフィックの性能についてはチップセット内蔵の機能を利用しているので、もちろん期待しない方がよい。

BTOで最強のモバイルPCを作り上げよう

 Pentium Mはモバイル向けのプロセッサだけあって、パフォーマンスは十分だし、中でもPentium M/1.7GHzパワーユーザのニーズを十分に満たしてくれるはずだ。それに加えてメモリやハードディスクをオンライン購入時にカスタマイズすれば、かなり強力なモバイルノートPCに仕上がる。  購入時にユーザが望むスペックにカスタマイズできるのが、直販系PCの強みだ。予算と使用目的にあわせてカスタマイズして、お気に入りのモバイルノートPCを手に入れてみてはどうだろう。

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[赤枝輝昌, ITmedia ]

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