> ニュース		2003年11月12日　06:25 PM 更新

「Dellに続け！」打倒iPodにGatewayも参戦

iPodの一人勝ちにストップをかけるべく、携帯MP3プレイヤー市場にGatewayが参入した。（IDG）

　Gatewayは11月11日、USB 2.0ベースのMP3プレイヤー、DMP-X20 Digital Jukeboxを発表した。20Gバイトの容量を持つデジタルミュージックプレイヤーは数あるが、GatewayはApple Computerを競合と考えているようだ。iPodとは異なり、Gatewayの製品はWindowsのみに対応している。

　この新しいデバイスをはじめとする新製品リリースの中で、GatewayはDMP-X20のことを「iPodより100ドル安い」と述べ、同社幹部はリリース文の中でAppleをまたもや攻撃している。

　「これまで大容量の超薄型デジタルジュークボックスのために、消費者は高いお金を払うことを強要されていた」とGateway上級副社長兼コンシューマーソリューション担当ジェネラルマネジャーであるマット・ミルネ氏は述べている。

　DMP-X20の価格は299ドルで、3.9×2.6×0.83インチ。重さは約7.7オンス。iPodは4.1×2.4×0.62インチで5.6オンスだ。しかし、iPodと違ってGatewayの新製品に12チャンネルのプリセットがついたFMチューナーを搭載。デジタル音声録音も可能だ。iPodでは、Belkin製の追加オプションを50ドルで購入しなければデジタル音声録音ができない。

　Gatewayの競争相手であるDellはDJを名乗る同様の製品を発表したばかりで、SamsungもNapster 2.0商用音楽ダウンロードサービスと連動するNapsterブランドのMP3プレイヤーを投入した。

　これらのデバイスはすでに激しく競り合っているMP3プレイヤー市場に参入している。iPodを含めたこれらデバイスの多くは東芝製1.8インチハードディスクドライブを採用している。東芝は生産能力を2倍に高める計画で、5Gバイトから40Gバイトまでの容量を持つこの小型ドライブの高まる需要に対応を図っている。

　GatewayはDMP-X20の出荷を11月26日に予定している。

[ IDG Japan ]

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