> ニュース 2003年11月19日 04:15 PM 更新
IDG

SLIMP3のネットワーク型MP3プレーヤーが無線LAN機能を内蔵

価格、機能、手軽さなどあらゆる意味で他のストリーミング型プレーヤーをけちらす実力を備えたネットワークMP3デバイスが、今度は無線LAN機能を手にした。もちろんMac/WinのiTunesに対応だ。(IDG)

 Slim Devicesは11月18日、ディスプレイを内蔵した無線LAN対応型MP3プレーヤー、Squeezeboxを発表した。同社は同時にSqueezeboxと旧型SLIMP3プレーヤーを動かすためのサーバソフトウェアの新版、SlimServer 5.0も公開した。こちらはオープンソースソフトで、無償公開されている。

 SLIMP3はSlim Devicesが最初にリリースしたMP3インタフェースだ。このデバイスは家庭のステレオセットにRCAプラグで接続し、コンピュータにEthernetネットワークを通してつなげる。LEDディスプレイには再生中の楽曲の情報を表示される。

 SqueezeboxはSLIMP3のコンセプトを新しいレベルにまで高めたものだ。無線ネットワーク機能が追加され(従来どおりEthernetポートも付属している)、標準RCAコネクターに加えてデジタルオーディオ出力も搭載されている。このシステムには1/8インチのステレオミニジャックが付属しており、ヘッドフォンやアンプ内蔵型スピーカーに直接つなげることができる。また、MP3だけではなくWAVやAIFFフォーマットのオーディオを再生することもできる。

 SqueezeboxはSlim Devicesのウェブサイトと販売業者から購入でき、推奨小売価格は299ドル。

 SlimServer 5.0はSlim Devices自身が開発したオープンソースソフトウェアで、SqueezeboxとSLIMP3の両方を動作させることができる。既存のSLIMP3ユーザーは同社のウェブサイトから新バージョンをダウンロードして使うことができる。SlimServerはMac OS X、Windows、Linux、さまざまなUNIXで動作する。

 SlimServerがインストールされると音楽ライブラリからSqueezeboxまたはSLIMP3に音楽がストリーミング放送される。このソフトウェアはMacとWindows版のiTunesに対応している。SlimServerはiTunesのスマートプレイリストに対応しており、新しい楽曲をライブラリに追加すると自動的に更新される。

 SlimServerはウェブベースのインタフェースでプレーヤーとプレイリストの管理を行う。ID3タグを自動的にインポートし、ブラウズ、検索といった機能を持つ。GPLライセンスに基づいたオープンソースソフトウェアとしてリリースされている。

 Slim Devicesは18日、純利益の一部をElectronic Frontier Foundationに寄付すると発表した。Electronic Frontier Foundation(EFF)はオープンソースの非営利団体で、Recording Industry Association of America(RIAA)に対して積極的な反対活動を行っていることでも知られる。

 Slim DevicesはSqueezeboxのネット販売で得られた純利益の10%をEFFに寄付するとしている。同社は製品のパッケージにEFFに関する情報を記載し、ウェブサイトを通じても同団体の普及に努めるという。

[ IDG Japan ]

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