快適・ゲーム・生活「Gaming PCを作ろう」(2/2)どちらもビデオメモリとしてDDR SDRAMを256Mバイト搭載し、VGAポートとDVI-Iポートを装備、TV出力などを完備したハイエンドビデオカードである。スペック的には充分な両者、そうなると問題は「どっちが好みか」ということだ。FFベンチの数値下二桁を争うようなパフォーマンス差は、はっきり言ってどうでもいい。 問題はディスプレイに表示されたグラフィックの質感、動きの微妙な変化、色合い、明るさといった感性に訴える部分なのだ。例えば同じようなテレビでも、暗めの画面が好きという人もいるだろうし、コントラストのはっきりした画面が好きという人もいるだろう。そうした微妙な違いが、ビデオチップによっても生じるのである。そりゃ座標変換だの、光源計算だの、ビデオチップにはいろいろ高度な機能が詰っている。だが、最終的には画面表示、見た目勝負の世界なのだ。 さんざん悩んだ揚げ句、ここではV9950 Ultraを選んでみた。これは私がnVIDIAのビデオチップを使っていたため、比較対象が容易だからである。なお、私のゲーム用マシンに搭載されているビデオカードは、GeForce4 Ti4200を搭載している。今まではこれで充分と思っていたのだが、V9950 Ultraと並べて画面を比較してしまうともうダメ、GeForce4 Ti4200には戻れない。それほどまでにV9950 Ultraは滑らかに、そして美しく3Dグラフィックを表示してくれた。 ベンチマークの結果を見ても、私のゲームマシンとははっきり差がついている。そうなると残る気がかりは、R9800XTとV9950 Ultraの差である。これはいずれ実際に試し、(自分の中で)決着をつけねばなるまい……。
![]() ATI派なら迷わずR9800XTを選ぼう。メモリ256Mバイト、そしてRADEON9800XTを搭載したハイエンドビデオカードである
![]() nVIDIA派ならこちら、V9950 Ultraを選ぶはずだ。今回、こちらを選んだのだが、やっぱり速い! ゲームの複雑な3Dグラフィックが、滑るように動く
今回の教訓。「3Dゲームに強いマシンは、Officeを使っても快適」。いや、これが本当なんだってば。メモリがタップリ、しかもデュアルチャンネルで搭載されていること、HDDをRAID0にしたのが良かったらしい。Windows XP Professionalの動きも軽快で、使っていてストレスを感じさせないマシンに仕上がった。 一方、ビデオカードの思わぬ発見は、「GameFaceが楽しい」ということだ。「GameFace」というのは、簡単に言ってしまうとビデオ、サウンドに対応したコミュニケーションツールである。PCにカメラとマイクが接続されていれば、一対一で相手の顔を見ながら話をできるのだが、これが3Dゲーム中でも利用できるのである。 ネットワーク対戦中に相手の顔が見え、話ができると、これがまた「燃える」のだ。対戦相手とコミュニケーションしてもいいし、逆に共闘している友人とコミュニケーションを計りながらプレイしてもいい。また、ゲームとは関係なく、電話代わりのコミュニケーションツールとしても活用できる。なお、付属ソフトということで言えば、V9950 Ultraのバンドルソフト「DELTA FORCE BLACK HAWK DOWN」にハマっていたりするのだが……。 いずれにせよ「Gaming PC」は、いいマザーボードをベースにして、スペックを惜しまずマシンを組む。そして仕上げに、ハイエンドなビデオカードを搭載する。これが鉄則という結論だ。そういった意味でASUSTeKのP4P800 DeluxeとV9950 Ultraの組み合わせはお薦めである。
![]() 「ASUS」のロゴも眩しいGaming PC初号機。ゲームを快適に楽しめるように組んだが、結果として万能マシンになった。とにかく速い!
![]() V9950 Ultraにバンドルされていた「DELTA FORCE BLACK HAWK DOWN」上でGameFaceを使用している画面。GameFaceの呼び出しは、ホットキーを使用する
![]() GameFaceは単体でピア・ツー・ピアのコミュニケーションツールとしても活用できる。PC初心者には「パソコンのテレビ電話(なんだかなあ)」と説明するのが一番手っ取り早い
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