「PIXUS 560i」は、キヤノン製インクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズの新スタンダードモデル。実売価格は2万円弱と安価ながら、前ラインナップの上位機並みの性能を備えている。PIXUS 560iの実力を検証していこう。
「PIXUS 560i」は、キヤノン製インクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズの新スタンダードモデルだ。1年前の2002年10月に発売されたベストセラーモデル「PIXUS 550i」の後継機で、前ラインナップの上位機「PIXUS 850i」相当の性能を備えているという。
PIXUS 560iの主要スペック
本体デザインは、未使用時には給紙トレイと排紙トレイを本体に収納できるコンパクト設計を踏襲する。インタフェースは、本体背面にパソコン接続用のUSB 1.1とパラレルを各1基、本体前面にカメラダイレクト接続用のUSB 1.1を1基備える。カメラダイレクト接続用ポートは、同社独自規格の「Bubble Jet Direct」と業界標準規格の「PictBridge」に対応している。
本体前面にPictBridge/Bubble Jet Direct対応のカメラダイレクト接続用ポート(USB 1.1)を備えている インクはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色構成で、ブラックにのみ顔料インクを採用する。プリントヘッドは本体に搭載しており、5ピコリットルのノズルをベースに、2ピコリットルのスーパーフォトノズルをマゼンタとシアンに追加して、最高解像度4800(横)×1200(縦)dpiの滑らかな写真画質を実現した。さらに、イエロー256ノズル、マゼンタ、シアン各512ノズル、ブラック320ノズルという多数のノズルから一気にインクを吐出することで、高速性も両立している。 インクタンクは各色独立方式で、使用量の多いブラックインクタンクが大きくなっているのが特徴だ。また独立タンクのため、カタログスペックでL判6.1円/枚、A417.9円/枚を達成しているとのこと。完全フチなし印刷やCD/DVDのレーベル印刷にも対応している。
モノクロ印刷/カラー印刷の両方で使用するため、ブラックインクは他の3色よりもタンクが大きくなっている
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