デザイン一新、パワフルモバイルに変身した「LaVie J」(1/3)薄型軽量ボディのモバイルノート「LaVie J」シリーズが大幅モデルチェンジ。デザイン一新で、中身もハイパフォーマンスになった新LaVieの性能、装備、操作性などを検証してみる。
薄型軽量ボディのモバイルノート「LaVie J」シリーズおよびWeb直販モデルである「LaVie G タイプJ」が大幅モデルチェンジ。デザイン一新で、中身もハイパフォーマンスになった新LaVie Jの性能、装備、操作性などを検証してみる。
まずは、前モデルからの変更点を中心におもな概要をみていこう。性能面での強化ポイントとして筆頭に挙げられるのが、単体のグラフィックチップを搭載したことだ。前モデルでは、CyberALADDiN-Tチップセット内蔵のグラフィック機能が使用されていたが、今回からは、ハードウェアT&Lエンジンを搭載するATIの「MOBILITY RADEON 7500」が採用され、高度な3D描画処理が可能となっている(後述のベンチマーク参照)。 CPUは、前モデルの超低電圧版Pentium V-M 933MHzから、超低電圧版Pentium M 1GHzに強化された。GHzクラスへと性能が向上したこともさることながら、省電力設計のPentium Mの採用により、バッテリ駆動も前モデルの約4.0時間から約4.5時間に延長されている。 HDDの容量は80Gバイトへと大幅に増量され、ノートPCとしては紛れもなくトップクラスの仕様となっている。ファイルサイズの大きくなりがちなマルチメディア関連のデータの保存なども、ある程度余裕を持って対応できる。また、容量が増えただけでなく、HDD自体が従来までの1.8型から2.5型へと変更されているため、ディスクアクセスのパフォーマンスも向上している。 ただし、その分、携帯性がやや犠牲になった面もある。本体サイズは、270(幅)×238(奥行き)×16.6〜26.9(高さ)mm、重さ約1.38kgとなり、従来モデルの270(幅)×222(奥行き)×17〜21.8(高さ)mm、重さ約1.19kgからは、奥行きと厚さが増し、重さも、若干増えている。それでも、携帯性を大きく損なったというわけではなく、ハードなモバイル利用にも充分耐えうる仕様であることには変わりないだろう。
インタフェースは、USB 2.0×3、IEEE1394(4ピン)、外部ディスプレイ出力、PCカードスロット、CFカードスロット、モデム、LANポートなどで、前モデルからはUSBが左右に配置されるなど、より使いやすく変更されている。メモリースティック/PRO、SDメモリーカード、マルチメディアカード、スマートメディアの4種類のカードに対応するPCカード型のアダプタも付属し、各種データの移動も楽におこなえる。 なお、従来はプラスチック製だった背面のインタフェースカバーは、ゴム製のものに変更されている。モバイルノートの場合、持ち運び中や鞄・ケースから出し入れするときの衝撃や引っかかりなどで、プラスチック製のカバーでは壊れやすい面があるため、耐久性が考慮されているのだ。 筐体素材には、カーボン充填樹脂が使用され、表裏両面に厚膜メッキが施されたメタライズド工法により、従来の樹脂プラスチック素材に比べて剛性が強化されている。ボディカラーはシルバーとブラックを基調した新たなデザインとなり、パームレスト部分にはヘアライン処理が施されるなど、よりスタイリッシュな外観となった。底面の凹凸を抑えたバンプレス設計により、カバンの出し入れもスムーズにおこなえるようになっている。
左側面
右側面 NECのWebストア「121@store」で購入可能な「LaVie G タイプJ」の場合は、LaVie Jの仕様をベースにメインメモリやHDD容量を変更可能なほか、無線LAN機能の省略やIEEE802.11bのみ対応のモジュールを選択することもできる。 また、マルチプレードライブの代わりに、DVD-RAM2倍速、DVD-R2倍速、DVD-RW等倍速の書き込みに対応したDVDマルチドライブを選択することも可能。さらには、パームレストカラーをプラチナホワイト、クリアシルバー、ガンメタリックのなかから選択できるなど、オンラインストアならではのフレキシブルな仕様の選択が可能となっている。 携帯性や性能ともに申し分ないマシンに仕上がっているLaVie Jだが、121@storeで自分好みの仕様に変更すれば、価格や装備、デザイン面でもさらに充実感を得られる買い物ができるだろう。 関連リンクNECのWebストア「121@store」 [土田一彰, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/3 | 次のページ モバイルショップ
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