モジュラー設計で1台何役にも使えるACアダプタ ブライトンネットB-POWERシリーズノートPCを使い込むほど、ACアダプタは1つでは足りない。だが純正品の追加購入は思うほど簡単ではない。ブライトンネットのB-POWERシリーズは、独自モジュラー構造による拡張性が便利なACアダプタだ。
ノートPCの相棒とも言えるACアダプタは、マシンを使い込めば使い込むほど、1つでは足りなくなるものだ。 たとえば、自宅と職場に1個ずつあると、出勤時や帰宅時に、わざわざACアダプタをコンセントから外して持ち運ぶ必要がなくなり、マシン1つで家や会社を後にできる。そして欲を言えば、移動時/出張用としてもう1個、PCバッグに忍ばせておけば、忘れることがなくて安心である。 ところが、純正のACアダプタを追加購入するのは、思うほど簡単ではない。今回の記事執筆のために大手メーカーサイトをいくつか回ってみたのだが、メーカーによっては、自社のオンラインストアでもACアダプタが本体購入時の追加オプションとして用意されていなかったり、単体で買おうにも、サイトのどこを探せば良いのかわかりにくかったりした。 また、ようやく見つけたと思ったら価格が1つ8000円以上もしたり、アダプタ本体は100〜240Vの可変仕様なのにケーブル部分が100V仕様であるため、それ以外の電圧で使う場合にはケーブルを別途用意するようにと書いておきながら、その別ケーブルが販売されていないメーカーサイトもあった。
そこで、購入しやすく価格もリーズナブルなサードパーティ製のACアダプタが魅力的に感じられてくる。中でも、今回紹介するブライトンネットのB-POWERシリーズ。Apple、ソニー、富士通、IBM、シャープ、東芝用にそれぞれ基本セットがあり各6980円)は、価格だけならもっと安い製品もあるものの、独自のモジュラー構造による拡張性が便利な付加価値をもたらしている。
図1:B-POWERの基本セット。PC側のケーブルが、1800mmと300mmの2本付属しているほか、AC側ケーブルの取り付けに壊れにくいアングル固定方式が採用された それは、PC側のケーブルを脱着可能として、B-CONと呼ばれる別売りの交換ケーブルモジュール(実は超小型のDC/DCコンバータ)を装着することにより、PC以外の様々な機器を充電可能になるというメリットだ。 図2:PC側のケーブルはロック機構付きの脱着式で、確実な固定と迅速な取り外し/取り付けが可能である 現時点では、ドコモとJフォンの携帯電話、旧iPod、新型iPod、PocketPC+シャープのザウルス、ソニーのクリエ、同じくサイバーショット用のB-CONが用意されており、価格的には新型iPod用のみ3980円、その他が各2980円となっている。
図3:ドコモとJフォンの携帯電話に対応したB-CONモジュール
図4:同じく新型iPod用のB-CONモジュール すべてを同時に使うことはできないものの、特にモバイルユーザーにとっては、かさばるACアダプタをいくつも用意しなくても済む。またホテルなどでは、B-POWER本体を手近に置けば、充電する機器を変えるたびにいちいち机やベッドの下に潜り込んでACアダプタを差し替えることなく、手元のB-CONを入れ替えるだけで対応することができるわけだ。
こうした大ワザの他にも、B-POWERシリーズは細かい気配りを利かせた設計で、使い勝手を向上させている。 たとえば、AC側のケーブルは取り出し面から側方に90度の角度を持つアングル固定方式で壊れにくい構造とし、図2でも示したようにケーブル脱着部にはロック機構を設けることで不意に脱落しないような工夫が見られる。 さらに、この脱着機構を活かして、通常のPC用ケーブルも一般的な1800mmのものに加えて300mmの短いものが付属しており、卓上で使用する場合などにケーブルが邪魔にならない長さですっきりと使えるように考慮されている。 また、すべてのB-CONモジュールは別売りのシガーライターソケットアダプタのB-CarCharger(図5。2980円)とも接続でき、同じ機器を車の中でも充電することが可能なのである。
図5:自動車のシガ−ライターソケットで使用できるB-CarCharger。コネクタ形状がB-POWERと合わせてあり、B-CONを接続すれば車内でも機器の充電が可能となる
このように、B-POWERシリーズはメーカー純正のACアダプタを越えた機能性を備えており、わざわざ買うだけの価値を持った製品だと言えるだろう。 注意点としては、B-POWERの定格出力は50Wであり、最近のAppleのACアダプタのように65Wの出力を持った製品と比べると充電時間が約1.3倍ほど長くなることが挙げられる。しかし、2台目のACアダプタとして考えた場合には、現実問題としてほとんど気にならない範囲である。 また、Apple製品用にはG4用とG3用の2種類があり、プラグ径が異なるので、確認の上で買い求めるようにしたい。 さらに、製品カラーのパールホワイトは、iBookやPowerBook G4にはマッチするが、IBMのThinkPadなど本体が黒い場合には違和感があるかもしれない(個人的には、そういうコンビネーションもコントラストがあって良いと思うが)。その場合には、ピアノブラックのOEM製品がバード電子から発売されているので、そちらを買われると良いだろう。 関連リンク ブライトンネット ブライトンネット直販サイト「Be-LIFE」 [大谷和利, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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