日本IBM、1.24キロのコンパクトモバイルノート「ThinkPad X40」を発売日本アイ・ビー・エム(IBM)は12月3日、モビリティーを重視した軽量エントリーノート「ThinkPad X40」シリーズを12月24日に発売すると発表した。X40シリーズ最大の特徴は、歴代のThinkPad Xシリーズの中で、最小・最薄・最軽量モデルとなったことだ。本体サイズは268(幅)×211(奥行き)×20.6−26.9(高さ)ミリで、現行機種であるX31シリーズと比較すると20%も小さくなっている。また、400グラムの軽量化を実現し、重量は1.24キロ。 ThinkPad X40シリーズには、無線LANなしモデル「2371-4VJ」と、IEEE 802.11b準拠無線LAN搭載のCentrinoモデル「2371-4WJ」の2機種が用意される。無線LAN以外のスペックは両モデルで共通だ。なお、無線LANなしモデルにも無線LANアンテナが内蔵されており、オプション(9800円)のMini PCIカードでIEEE 802.11a/b/g内蔵モデルにアップグレード可能。店頭価格はオープンプライスとなるが、IBMダイレクト価格は、2371-4VJが19万3000円、2371-4WJは5000円アップの19万8000円。 ThinkPad X40の主なスペックは以下の通り。CPUに超低電圧版Pentium M/1.0GHzを採用し、チップセットはグラフィックス機能内蔵のIntel 855GMEとなる。メモリはPC2700対応のDDR SDRAMで、オンボードに256Mバイトを標準搭載し、最大1280Mバイトまで増設することが可能だ。HDDは1.8インチタイプで、記録容量は20Gバイト。ディスプレイは、1024×768ピクセル/1677万色表示に対応する12.1VインチTFT液晶。 インタフェースは、PCカードスロット(Type I/II×1)、USB 2.0×2(1つは電源供給が可能なPowered USB)、Gigabit Ethernet、モデム、マイク入力、ヘッドホン出力、RGB、IrDA(赤外線通信)を備える。また、コンパクトフラッシュカードスロットがなくなった替わりに、SDメモリーカードスロットを搭載している。 標準バッテリーの駆動時間は3.3時間(JEITA測定法1.0)。また、4セルの拡張バッテリー、8セルの大容量バッテリーもオプションで用意。キーボードのキーピッチは18.5ミリ、ストロークが2.5ミリ。OSは、Windows XP Professionalをプリインストールする。 拡張ベイの仕様は、新設計のウルトラベースX4(予定価格1万9800円)に変更された。ウルトラベースX4では、本体に合わせて小型化が図られたほか、電源ボタンやキーロックが付属した。X4対応デバイスは、ウルトラベイスリムデバイスとなる。
なお、現行のX31シリーズも併売される。X40シリーズが軽さと小型化を追求したコンパクトモバイルノートであるのに対し、X31(および後継)シリーズはパフォーマンスを重視したモバイルノートとして展開される模様だ。
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