LaVie Cの真の実力・真の魅力を徹底解剖(1/3)LaVieシリーズの最上位モデルとして、NECのノートPCでは最高峰の性能を有するLaVie C。今回は、HTテクノロジ対応のモバイルPentium 4/3.06GHzを搭載するLC900/7Dの性能面、そしてボディの魅力を中心に、さらに深く掘り下げて検証してみたい。
まずは、LaVie Cの概要についておさらいしておこう。本体は、幅335ミリ×奥行き281ミリ×高さ45ミリのA4フルサイズで、ディスプレイには15型TFT液晶を採用。HDD、光学ドライブ、FDDを搭載する3スピンドル仕様だ。 共通の仕様として、チップセットにIntel 852PM、グラフィックチップにはATIテクノロジーズの「MOBILITY RADEON 9000(64Mバイト)」などを搭載し、システムバスは533MHzというハイエンドな基本構成だ。デスクトップ代替機として利用できるのはもちろん、ハイエンドデスクトップ並の高性能を備えている。 Web直販モデルのLaVie G タイプCでは、HDDの容量(40/60/80Gバイト)や液晶ディスプレイのタイプ(XGA/SXGA+/UXGA)、光学ドライブ(コンボドライブ/DVDマルチドライブ)などを選択可能となっている。 その他、バッテリ性能やバンドルソフトなどの詳細ついては前回のレビューをご覧頂くとして、今回は、注目ポイントを絞って深く検証してみたい。
LaVie Cの最大のウリは何といってもその高性能にあるといってもいいだろう。なかでも、特筆すべきは、ノートPCとして最高レベルのグラフィックチップ「MOBILITY RADEON 9000(64Mバイト)」を搭載している点だ。 MOBILITY RADEON 9000は、外付け高速メモリを搭載し、DirectX 8.1のファンクションであるVertex ShaderとPixel Shader(ともにVersion 1.4)に対応するほか、4つのレンダリングパイプラインを搭載するなど、デスクトップ機に匹敵する3D描画性能を搭載している。 さらに、もう一つの重要なポイントとして、上位モデルには、ノートPC向けのCPUとしては初のハイパー・スレッディング・テクノロジ(以下HTテクノロジ)対応となるモバイルPentium 4を搭載していることにも注目したい。これにより、とくにCPU負荷の高いタスクの処理能力が向上しているはずだ。 そこで、店頭モデルの上位機「LC900/7D」を使用して、いくつかのベンチマークを試してみた。HTテクノロジによってもたらされるパフォーマンス向上の効果を確かめるため、それぞれHTテクノロジを有効および無効にした場合について計測をおこなっている。 なお、HTテクノロジの有効/無効については、BIOS上から設定が可能だ。本機の場合はWindowsが起動するまえに「F2」キーを押して、BIOSメニューに入り、「拡張設定」の「Hyper-Threading Technology」の項目で「[使用する]または[使用しない]」を選択する。出荷状態では、HTテクノロジは有効となっており、通常の利用ではとくに意識する必要はないが、設定を変更したい場合はここからおこなえばよい。 また、HTテクノロジが有効になっているかどうかは、BIOSを起動しなくても、デバイスマネージャや「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを押して開くタスクマネージャなどから確認できる。
HTテクノロジ有効の場合はデバイスマネージャでCPUが2つ認識される
シングルプロセッサ(HT無効)では、一つしか表示されないタスクマネージャのCPU使用率ウィンドウもHT有効時は2つ表示される ではさっそくベンチマークテストでHTテクノロジの有効/無効の効果を検証しよう。 関連リンクNECのWebストア「121@store」 [土田一彰, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/3 | 次のページ モバイルショップ
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