家庭ユーザー向けのWindows XP
マイクロソフト(株)の32bit版OS「Microsoft Windows XP」日本語版(Windows XP)には,ビジネスユーザーおよびハイエンドユーザー向けの「Windows XP Professional」と,家庭ユーザー向けの「Windows XP Home Editon」が用意される。 Windows XP Home Editonは,外観やインタフェースが一新され,リアルタイムコミュニケーションツール「Windows Messenger」や映像・音楽用の再生プレイヤー「Windows Media Player for Windows XP」,最新のWebブラウザ「Internet Explorer 6」を搭載している。製品名の通り家庭での利用にフォーカスしており,Windows XP Professionalから,リモートデスクトップ接続といった高度な新機能や,セキュリティなどの主に企業向け機能を取り除いたもの。
Windows XP Home Editon (画像をクリックすると拡大表示)
Windows XPのデスクトップ (画像をクリックすると拡大表示) Home Editonのパッケージ構成は,新規購入ユーザーやWindows 95以前のユーザーが対象となる「通常版」,Windows 98/98SE/Meからのアップグレードを対象とした「アップグレード版」の2種類。推定小売価格は,通常版が2万5800円,アップグレード版が1万3800円。 製品ラインアップおよび価格
アップグレード対象製品の早見表
また,32bit版のWindows XP以外に,高性能および拡張性を要求されるワークステーション用の64bit版OS「Windows XP Professional 64-bit Edition」も発売されることが決定した。同製品は,最大8テラバイトのデータを仮想メモリにロードでき,インテル製Itaniumプロセッサと併用することで大容量データへの高速アクセスが可能。さらに,32bitのWindows用アプリケーションとの互換性もあるため,既存ソフトをそのまま利用できる。なお,同製品は,パッケージ単体では販売されず,ハードメーカー各社のマシンにプレインストールしたかたちで提供するという。 さらに,同社は,Windows XP向けに新たなサポートサービスを導入する。セットアップおよびインストールサポートは,土日も実施し,サポート日時は,平日が9時30分〜12時と13時〜19時,土日が10時〜17時。セットアップおよびインストールが完了するまでは,無期限で回数に制限なくサポートを受けられる。基本操作のサポートは,Professionalが3インシデント(3件の質問)まで,Home Editionは2インシデント(2件の質問)まで無償で行なう。 ※インシデントは,ユーザーが電話する回数ではなく,質問の中に含まれる「問題の件数」を指す。1回の電話でも,質問が複数の問題からなる場合は,それらを分解して「1インシデント(1件)」とカウントする。
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