Linuxカーネル2.4.18を採用した,PCおよびWS向けのディストリビューション
「Turbolinux 8 Workstation」は,同社が2001年9月に発売したパソコンおよびワークステーション向けLinuxディストリビューション「Turbolinux 7 Workstation」の後継製品で,「Silverstone(シルバーストーン)」というコードネームで開発が進められてきたもの。発売は5月末の予定だが,価格は現在のところ未定。 主なコンポーネントは,Linuxカーネル2.4.18,glibc 2.2.5,XFree86 4.2.0,gcc 3.x(予定),rpm4.0.2。特に,XFree86 4.2.0を採用したことで,NVIDIA GeForce4,ノートPC専用のIntel 830チップ内蔵ビデオカード,ATI Radeon 7500/8500,Matrox G550など最新のビデオカードにも対応している。 インストーラは高機能な「Mongoose」を装備し,ブートローダにはGrubを標準採用。標準のデスクトップ環境は「KDE」で,安定版のバージョン2.2.2と最新版の3.0を収録する。さらに,キーボード,マウス,CD-ROMドライブ,フロッピードライブ,MOドライブ,スピーカー,Ethernetなど,USB機器のホットプラグを実現する。ADSLやCATVなどのブロードバンド接続,次世代プロトコルの「IPv6」をサポート。 オープンソースソフトは,Webブラウザ「Mozilla」,フォトレタッチソフト「GIMP」,MP3/OGGプレイヤー「xmms」,DVDプレイヤー「vlc」,ウィンドウマネージャー「XFce」,日本語対応組版ソフト「teTeX」,CD-R作成ソフト「KOnCD」などが付属する。 対応機種は,Intel x86互換のPentium相当以上のIBM PC/AT互換機。
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