ネットスーパーの注文に適した音声認識技術、DNPとアドバンスト・メディアが開発「きゅうり」と「キウイ」を聞き分ける

» 2012年12月14日 17時02分 公開
[ITmedia]

 「きゅうり」と「キウイ」をきちんと聞き分ける音声認識技術を――。大日本印刷とアドバンスト・メディアが、スマートフォンやタブレット端末からネットスーパーのオーダーを行う際に、声で正確な注文ができる音声認識技術を開発した。

 ネットスーパーの注文は現状、頻繁な画面移動やテキスト検索を行う必要があり、スマートデバイスの操作に不慣れな人にとって使いづらいという課題がある。両社は、音声入力で容易に商品の検索や注文を行える、食品専用の音声認識検索システムを開発。ネットスーパーや食品宅配事業者などと共同で、システムの実用化に向けた実証実験を行う。

 両社の音声認識システムには、食品に関する約6万語の単語を収録。導入企業独自の商品名や食品の産地などの単語を辞書に登録することで、判別精度を高めた。「きゅうりとキウイ」「しじみとチヂミ」など、発音が似ている食品名も、独自の技術で高精度な判別ができるという。

Photo システムイメージ

 両社は同システムについて、実証実験を経て2013年度のサービス開始を目指すとしている。

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