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» 2018年12月18日 08時00分 公開

再開発:大和ハウスらが500億円を投じ、新札幌駅近くの団地跡地で5.5万m2の大規模再開発

大和ハウス工業ら6者から成るコンソーシアムは、札幌市厚別区のJR「新札幌駅」にほど近い、「市営住宅下野幌団地」跡地の約4万9000m2(平方メートル )の土地を取得した。この土地では、「(仮称)新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」として、総事業費500億円を投じて、開発総面積5.5万m2の大規模開発を行う。計画では教育機関2棟、医療施設4棟、商業施設、ホテル、分譲マンションの新設が予定されている。

[石原忍,BUILT]

 大和ハウス工業は2018年12月17日、大和リースと、新さっぽろ脳神経外科病院、新札幌整形外科病院、記念塔病院、札幌学院大学、産業技術学園の6者とともに、札幌市厚別区の「市営住宅下野幌団地」跡地などからなるG・I街区の合計約4万9000m2を取得し、「(仮称)新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」に共同で着手することを発表した。

2019年3月にG街区の造成工事に着手、2023年に竣工

 大和ハウス工業らは、札幌市が進める“まちづくり戦略ビジョン”に基づく、「市営住宅下野幌団地」跡地の公募提案型売却に応募し、2017年3月に最優秀提案者に選出。2018年12月17日に市と公有財産土地売買契約を締結し、このたび開発着手するに至った。

 計画では、G街区に大学と専門学校を建設し、I街区には分譲マンションやホテル、商業施設の他、医療施設4棟を建設する。開発総面積は約5万5700m2(一部借地含む)。工期は2019年3月〜2023年3月で、総事業費は約500億円を見込む。工事スケジュールは2019年3月に着工するG街区の造成工事を皮切りに、I街区の造成工事、2019年内に教育機関2校の新築工事を開始。2020年にはI街区の医療施設4棟、分譲マンション、翌2021年にホテル、商業施設、アクティブリンクの整備に入る。

G街区イメージ 提供:大和ハウス工業
I街区イメージ 提供:大和ハウス工業

 各施設をみると、分譲マンションはRC造・30階建てで、戸数は約210戸となる見通しで分譲開始は2022年12月。ホテルはRC造・12階建て、客室数220室で、2023年4月の開業予定。ともに事業者は大和ハウス工業。商業施設は大和リースが事業主となり、S造・地上5階建て、延べ約4万8300m2。オープンは2023年4月以降の見通し。

 病院は、7階建ての「新さっぽろ脳神経外科病院(メディカルA)」、4階建ての「新札幌整形外科病院(メディカルB)」、6階建て「記念塔病院(メディカルC)」、「大和ハウス工業の(メディカルD)」の計4棟で、開院時期は全て2022年7月。

 教育機関は、札幌学院大学の社会科学系学部学科・心理学部・大学院が入る施設は、RC造・6階建て、延べ約1万2600m2。もう一つが産業技術学園の看護医療系学科の棟で、RC造・5階建て、延べ約5900m2、開校は2021年4月。

 計画地が立地する「新札幌駅」周辺地区は、札幌市の「副都心」として位置付けられ、JR・地下鉄・バスターミナルなどが集まる一大交通結節点として、公共施設や商業・業務機能が集積している。そのためプロジェクトでは、I街区内の各施設を「アクティブリンク(空中歩廊)」で接続し、JR「新札幌駅」北側とも空中歩廊でつなげることで、歩行者の利便性を向上させる計画だ。

全体配置図 提供:大和ハウス工業

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