新ファミリー スイート「大空間リビング」と「広い軒下空間」が一体化、鉄骨造/木造問わず提案可能にスマート化/リノベ

積水ハウスは、「幸せ」研究と先進技術の成果で家族の幸せを実現する「ファミリー スイート」の新コンセプトを発表した。今回は、家族が「つながる幸せ」「私らしくある幸せ」「すこやかである幸せ」を提供する“大空間リビング”に、「広い軒下空間」をプラスして、より「くつろぎ」のある家族の暮らし方を提案する。

» 2019年04月23日 08時12分 公開
[石原忍BUILT]

 積水ハウスは、「大空間リビング」と「広い軒下空間」を一体化した新しい「ファミリー スイート」を発表した。

脱LDKの暮らし方の提案が3割のユーザーに支持される

 ファミリー スイートは、企業としては日本初の「幸せ」を研究する住生活研究所の「住めば住むほど幸せ住まい」の研究成果と、先進技術を掛け合わせた、従来の「LDK発想」から脱却して誕生したイズ・ロイエシリーズの大空間リビング。柱や壁で室内が遮られることなく、最大7000ミリのスパンを備えた開放感あるリビングで、家族が思い思いに過ごし、家族みんながワクワクできる「新しいリビングの在り方」を提案している。

 2018年10月の「IS ROY+E Family Suite(イズ・ロイエ ファミリー スイート)」の発売以来、約3割のエンドユーザーがファミリー スイートを採用しているという。

 今回ラインアップに拡充された新しいファミリー スイートは、これまでの大空間リビングに加え、広い軒下空間を豊かな中間領域としてリビングに取り込んでいる。大空間リビングと広い軒下空間で、家族と「つながる」暮らし、友人・地域と「つながる」暮らしをコンセプトに掲げる。

くつろぎを追求した中間領域「広い軒下空間」+「大空間リビング」 提供:積水ハウス

 また、軒下の中間領域を取り込んだリビング、木を多く用いた空間の抗疲労効果で「すこやか」な暮らし、「いごこちのいい」空間を創出。今回の拡充で、鉄骨造・木造や内外装のテイストを問わず、あらゆるニーズにファミリー スイートを選択することができるようになった。

 このうち、軽量鉄骨造の「IS ROY+E(イズ・ロイエ) WA MODERN」では、4寸勾配の大屋根が永く愛される「和の邸宅」を表現し、豊かな軒下空間を生む。この軒下空間と大空間リビングで、家族、友人、さらに地域との「つながり」がもたらされる。IS ROY+E WA MODERNの価格は3.3平方メートル当たり72.4万円から(本体のみ、税別)。販売目標はイズ・ロイエシリーズとして年間6000棟を見込む。

「IS ROY+E WA MODERN」。緩やかな4寸勾配の屋根下に心地よい屋外空間を一体化させたファミリー スイート(左)、緩やかな深い軒で隣地からの視線や日差しをコントロール(右) 出典:積水ハウス

 木造のシャーウッド「Gravis Bellsa(グラヴィス ベルサ)モダンライン」では、「クリアビューデザイン」でつながる大空間リビングと広い軒下空間、木を多く用いた空間の抗疲労効果の研究成果から、自然とつながる、すこやかな暮らしファミリー スイートを実現します。Gravis Bellsa(グラヴィス ベルサ)モダンラインの価格は3.3平方メートル当たり73.8万円(本体のみ、税別)。販売目標は年間1500棟としている。

ファミリー スイートの例「シャーウッド Gravis Bellsa(グラヴィス ベルサ)モダンライン」。天井までの高さのサッシと、室内外の床・天井面をフラットにそろえる美しい「クリアビューデザイン」が内と外を自然につなげる(左)。積水ハウスでは、実物大の空間で実験を行い、自然とつながることで心地よいと感じる場所が広範囲に広がる効果を科学的に検証(右) 出典:積水ハウス
新しい大空間リビング提案。シャーウッド Gravis Bellsa モダンライン 提供:積水ハウス

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