ニュース
コンセントにタップを付けるだけ、エアコンや冷蔵庫の消費電力量を見える化:エネルギー管理
家庭内のコンセントに専用のタップを取り付けると、家電機器の消費電力データを計測して、タブレット端末に数値やグラフを表示できる。シャープが無線を使った電力見える化システムを発売する。
シャープが5月11日から発売する「電力見える化システム」は、7インチの液晶ディスプレイを搭載したタブレット端末の画面に、エアコンや冷蔵庫などの消費電力量をリアルタイムに表示できる。面倒な配線を不要にするため、中継器を使って無線でデータを送受信できる点が特徴だ(図1)。
家電機器を接続するコンセントに専用のタップを取り付けると、タップが消費電力量を常に測定して、中継器にデータを送る仕組みになっている。この中継器は通信用のルーターとケーブルで接続して、ルーター経由でシャープ製の太陽光発電システムのデータを取り込むこともできる。
タブレット端末には、家電機器ごとの消費電力量のほかに、家全体の消費電力量を時間別や日別のグラフで表示でき、太陽光発電システムを使っている場合には発電量と消費量を比較したデータを表示することも可能になる(図2)。機器ごとに電力使用量の目標値を設定しておけば、その数値を超えた場合にアラームを出してくれる。節電意識の高い家庭には便利な機能と言える。
関連記事
- コンセントの交換だけで実現可能、認証型コンセントで作るHEMS
ソニーが住宅向けエネルギー管理システムに応用 - 年間光熱費がおよそ3分の1に、太陽光発電システムと蓄電池を備える住宅
災害に強い住宅として、旭化成ホームズが販売開始
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.