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BEMSの補助金と電力会社の協力金を活用、オフィスや店舗の節電を支援:エネルギー管理
政府からBEMS(ビル向けエネルギー管理システム)の補助金を受けられるアグリゲータとして認定された21社の中で、NTTファシリティーズがオフィスや店舗向けの「エネルギー管理支援サービス」を5月10日から開始した。
NTTファシリティーズはBEMS(ビル向けエネルギー管理システム)の補助金を受けられる製品として6種類を登録済みである。BEMSを導入するオフィスや店舗の規模などによって6種類の中から最適な製品を選び、「エネルギー管理支援サービス」に組み込んで提供する(図1)。BEMSの初期導入費は最小構成で40万円から、サービスの利用料は月額3000円からである。このうち初期導入費の2分の1か3分の1を補助金でカバーできる。
エネルギー管理支援サービスのメニューは「電力使用量の見える化」「ピーク電力の抑制」「レポーティング」の3つで構成するほか、オプションで「デマンドレスポンスのサポート」も用意する。デマンドレスポンスは電力会社からの要請によってピーク電力の抑制に協力するもので、インセンティブとして協力金などを受け取ることができる。NTTファシリティーズは東京電力と契約している顧客に対して同サービスを提供する。
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