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太陽光発電所で復興を推進、南相馬市に国内最大の100メガワット級:スマートシティ
福島県の南相馬市が2050年に向けた「環境未来都市計画」へ具体的に動き始めた。その第1弾として、国内で最大の規模になる太陽光発電所(メガソーラー)を2年後の2014年度に稼働させる計画で、東芝と共同で事業化の検討に入った。
南相馬市は東日本大震災の被災地を中心に「エネルギー循環型都市」を推進する計画で、その中核機能として太陽光発電や風力発電による大規模な「再生可能エネルギー基地」を建設する(図1)。これにより2021年度までに市全体の電力使用量の50%を再生可能エネルギーで供給できるようにする意欲的な目標を掲げた。
まず太陽光発電に関して東芝との共同プロジェクトに着手する。総発電能力が100メガワットの太陽光発電所(メガソーラー)を市内の複数地区に建設する計画で、2012年度中に着工して、2年後の2014年度に運転を開始する予定だ。一般家庭の電力使用量に換算して約3万世帯に供給できる規模になる。
国内の太陽光発電所では現在のところ、東京電力が2011年12月に運転を開始した「扇島太陽光発電所」が出力13メガワットで最大である。計画中のものでは京セラなどが鹿児島県に70メガワット規模の太陽光発電所を2013年度に建設する計画を検討中だ。南相馬市の太陽光発電所は100メガワット級で、国内で最大の規模になる。
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