補助金を得られる太陽光発電システムはどれ?:ウイークエンドQuiz(2/2 ページ)
自宅の屋根に太陽光発電システムを取り付ける人が多くなった。経済産業省も、太陽光発電システム導入に当たる費用の一部を補助して、導入を促している。ただし太陽光発電システムの公称出力がある値を超えると、それ以上は補助金対象とならない。では、その値は?
正解:
b.10kW
ミニ解説:
経済産業省は、2012年度の「住宅用太陽光発電導入支援復興対策費補助金」として、住宅に太陽光発電システムを設置した個人に補助金を支給している。申し込み期間は2013年3月29日までだ。
補助金は太陽光発電システムの公称出力値によって決まる。1kW当たりの補助金単価に、太陽光発電システムの公称出力値を乗算したものが補助金となる。ただし、補助対象となるのは10kWまで。公称出力が10kW以上の場合、出力値を9.99kWとして補助金額を算出する。
2011年度は補助対象を公称出力1kW当たり60万円以下の製品とし、公称出力1kW当たり4万8000円の補助金を支給していたが、2012年度はシステムの価格によって1kW当たりの補助金額が変わるようになった。
具体的には、システムの価格が公称出力1kW当たり3万5000円以上、47万5000円以下の製品の場合は、公称出力1kW当たり3万5000円の補助金を得られ、47万5000円以上55万円以下の場合は1kW当たり3万円の補助金を得られる。
この制度変更には、太陽光発電システムの低価格化を進める狙いがある。補助金単価を2段階設定とし、安価なシステムに高めの補助金を支給することで、安価なシステムがより導入しやすいものになる。各メーカーがこの流れに合わせて、太陽光発電システムの低価格化を進めることを期待しているということだ。
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