連載
自家発電で有名な六本木ヒルズの発電量は?:ウイークエンドQuiz(2/2 ページ)
超高層ビルを中心に、大規模な商業施設や高級ホテルが集まる六本木ヒルズ。ここには自家発電設備がある。その発電能力はどれほどのものなのだろうか?
正解:
d.40MW
ミニ解説:
六本木ヒルズを管理運営している森ビルによると、六本木ヒルズの地下には、ガスタービンを利用する大規模なコージェネレーションシステムが6台設置してある。1台当たりの最大出力は約6.36MW(6360kW)。発電能力は外気温度によって変動するというが、6台の出力を合計するとおよそ38MW(3万8000kW)。大体40MWというところだ。
この発電設備を運営しているのは「六本木エネルギーサービス」という会社。森ビルが東京ガスと共同出資して作った会社だ。「特定電気事業者」として認可を受けており、六本木ヒルズ全域(一部を除く)に電力を供給する責任を負っている。つまり、地下にある大規模な発電施設は非常時に備えるものではなく、六本木ヒルズで活動する人間が毎日消費する電力を供給するためのものだ。
関連記事
- 導入企業が増えるガスコージェネ、電気と熱の両方を効率よく供給
電気と熱の両方を作り出せるためにエネルギー効率が高い - 自家発電で工場の電力の3割をカバー、トヨタがガスコージェネを拡大
新たにガスコージェネレーションシステムを8基導入 - キーワード解説「コージェネレーションシステム」
電力コスト低減に高い効果を期待できると注目を浴びている
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.