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BEMS補助金の申請件数さらに減少、目標から3分の1に:補助金
企業の節電対策として導入促進が期待されるBEMSだが、国の補助金に対する申請件数が9月に大きく減少したことが明らかになった。直近の約1か月で140件の申請にとどまり、目標の3分の1に落ち込んでしまった。2年間で1万件の目標達成が早くも厳しくなっている。
総額300億円の規模で大々的にスタートしたBEMS(ビル向けエネルギ管理システム)の補助金制度だが、開始から5か月が経過して申請件数が目標を大きく下回っている。中堅・中小企業を対象に2年間で1万件の導入を目指しているにもかかわらず、目標達成に必要な月間400件以上のペースに遠く及ばない状況だ。
事務局が発表した10月5日現在の最新データでは、約1か月前の9月7日時点から140件しか申請件数が増えていない(図1)。前月(8月11日〜9月7日)も187件の申請件数にとどまっており、2か月連続で大きく落ち込んでいる。
申請者のアグリゲータ別に見ると、トップのエナリスが43件の増加で全体の約3割を占めている。このほかでは東芝が24件、富士通が21件、イーエムシーが15件を上積みしたのが目立つ程度で、そのほかのアグリゲータはほとんど件数を増やせていない。
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