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川崎市がBEMSで節電対策を強化、4施設で3100万円を上限に:スマートシティ
神奈川県の川崎市が市庁舎など4つの施設にBEMS(ビル向けエネルギー管理システム)を導入する計画だ。合計3100万円を上限に、公募方式で事業者を選定する。国の補助金を活用しながら、2014年3月末までの1年間でBEMSによる節電対策に本格的に取り組む。
川崎市がBEMSを導入する施設は、市役所の庁舎の中で最も大きい第3庁舎(図1)のほか、市内の幸区にあるスポーツセンターなど合計4か所である。
このうち第3庁舎は地上17階建ての大規模ビルのため、今回はBEMSを導入する前の検討業務を事業者に委託して、次のステップでBEMSによるエネルギー管理を実施する予定だ。1000万円を上限に、既存設備の分析からBEMSの導入計画や設備改善の提案までを募る。
一方、幸区にあるスポーツセンター、市民館・図書館、区役所出張所の3か所には最初からBEMSを導入する。システムの運用・保守やエネルギー消費量の集計・分析を含めて、総額2100万円を上限に設定した。国の補助金を活用できることが条件になっているため、応募できるのは補助金制度で認定されたBEMSアグリゲータに限られる。
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