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その手があったか太陽光発電、一見無駄に見える太陽電池が1.4倍の差を生む発電・蓄電機器(2/2 ページ)

Looopは地上設置用の太陽光発電システム「自分で作れるMY発電所キット72」を製品化した。太陽電池の合計出力は72kW。特徴はパワーコンディショナーの出力を49.5kWに抑え、低圧契約を可能としたことだ。過剰な22.5kW分の太陽電池は無駄にはならず、売電量が増える。なぜだろうか。

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 自分で作れるMY発電所キット72の価格は、工事費を除き1250万円(税別)。

 出力300Wの多結晶Si(シリコン)太陽電池モジュール(LP-300P-72H)を240枚使う。太陽電池モジュールには25年間の出力保証が付く。12年間、公称出力の90%を保証し、25年間同80%以上を保証するというものだ。

 パワーコンディショナーとして田淵電機の「EPU-B-T99P-SA」(三相3線式、容量9.9kW)を5台使う。自立運転機能が付いているため、停電時に電力源として使いやすい。この他、発電盤(分電盤)として国産の太陽光発電向け三相5回路用の部材を含む。

 LooopのMY発電所キットシリーズはコンクリート基礎を必要としない支柱と架台を利用する。鉄パイプ状の単管を支柱として地中にじかに打ち込み、そこに地上設置用架台を組み合わせて使う。

 なお、出力250Wの多結晶Si太陽電池モジュールを240枚用いる「MY発電所キット60」も同時に製品化する予定だ。

【訂正】記事の掲載当初、2ページ目最終段落で「太陽電池モジュールを300枚用いる」としておりましたが、これは「太陽電池モジュールを240枚用いる」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。上記記事はすでに訂正済みです。

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