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リチウムを地熱発電から得る技術、2013年末には商業プラントの建設開始自然エネルギー(2/2 ページ)

伊藤忠商事が出資する米Simbolは、地熱発電所が排出する熱水かん水から高純度の炭酸リチウムを分離することに成功した。同技術を用いた商業プラントの建設を2013年末に開始、年産1万5000トンの生産能力は世界需要の1割弱に相当する。

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ソルトンシーとは

 ソルトンシー(ソルトン湖)とはカリフォルニア州最大の湖(図3)。面積は2万1700km2。ロサンゼルスから南東に200km、メキシコ国境まで50kmの内陸部にある。コロラド砂漠の盆地に位置し、流入河川はあるものの、流出河川がない。降水量が非常に少なく、高温のため、蒸発する水が多い。このため、当初淡水湖だったが次第に塩分濃度が高くなっていった。

 なお、ソルトン湖は塩湖ではあるが、湖水には炭酸リチウムはほとんど含まれていない。


図3 ソルトン湖の衛星写真とカリフォルニア州の降水量分布(はめ込み図)。出典:NASA、NationalAtlas.gov(はめ込み図)

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