パチンパチンとはめていく、太陽電池設置の手間が半分に:蓄電・発電機器(2/3 ページ)
エクソルは2014年10月、設置工事の工期短縮に役立つ太陽光発電所向けの架台「XSOL RACK(エクソルラック)」と、同架台に適合する太陽電池モジュールを発売した。太陽電池モジュールの固定と結線を同時に行えるため、太陽電池まわりの作業量が2分の1に減ることが特徴だ。さらに架台のための基礎工事も不要にした。
設置作業は本当に簡単なのか
同社によれば、太陽電池モジュールの設置作業は次のようなものだ。まずモジュールを架台に載せてモジュール上部の溝が架台の横レールにあるボルト位置に合うようはめ込む。すると、モジュール下部のコネクタが架台の横レールにあるコネクタに合う位置になるため、そのまま押し下げる。「モジュール上部の位置は自然に固定され、下端の位置を調節する必要はない」(同社)。ネジやボルトを使わないため、部品が散乱することもなく、安全に作業できるという。
以上の流れを図5から図12に示した。これらの図ではモジュールの端面以外を透明に描いている。図5はモジュール上端を架台に載せたところだ。この時点では何も固定されていない。
図6のようにモジュールを水平に下げていくと、図7のようにモジュールの4カ所で架台に固定される。
図8では、モジュールと架台を固定する4カ所の部品の位置を示した。ハンガーボルトとは、モジュール裏面の上部溝がかかる「架台から突起した部品」の名称。モジュールを架台にかけたときに何が起こるのかを図9に示した。最初に全体画像のように上部溝に横レールの「ピン」がはまり、自然に固定位置に移動する(図9のはめ込み画像)。
コネクタージョイントにはモジュール裏面の下部溝がはまる。図10から図11のように下部溝がはまっていく。
コネクタージョイントの脇には板バネが配置されており、モジュールの位置をしっかりと固定する(図12)。
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