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全国28カ所の物流施設で太陽光発電、屋根を利用して1万世帯分の電力に:スマートファクトリ
世界各国で物流施設を開発・運営するプロロジスは日本国内の28カ所の物流施設の屋根で太陽光発電を実施する計画だ。すでに17カ所で発電を開始して合計19MWの規模になり、さらに11カ所を加えて33MWまで拡大する。物流施設の屋根を利用した太陽光発電では国内で最大の規模になる。
米国に本社を置くプロロジスは日本国内で32カ所の物流施設を運営している。場所は東北・関東・中部・関西・九州の5地域に分散していて、物流施設の広い屋根を利用した太陽光発電を各地域で拡大中だ。新たに千葉・埼玉・兵庫・佐賀の4県にある8カ所で発電を開始して(図1)、発電設備は合計17カ所に広がった。
その中で発電規模が最大の物流施設は埼玉県にある「プロロジスパーク川島」と「プロロジスパーク川島2」で、2カ所を合わせて3.2MW(メガワット)である(図2)。このほかに千葉県の「プロロジスパーク習志野4」など1MW以上のメガソーラーが9カ所で稼働して、運転中の17カ所の合計で18.8MWの発電規模に拡大した。
今後さらに11カ所の物流施設の屋根にも太陽光パネルを設置する計画で、新設分だけで14.3MWを予定している。運転中の設備と合わせて28カ所で33.1MWになり、物流施設の屋根を利用した太陽光発電では日本国内で最大の規模になる見込みだ。標準的な設備利用率(発電能力に対する実際の発電量)で計算すると、28カ所の合計で年間の発電量は約3700万kWhになり、一般家庭で1万世帯分を超える。
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