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シャープが2.4MWメガソーラーを稼働、三重県いなべ市に:太陽光
シャープと芙蓉総合リースが共同出資するクリスタル・クリア・エナジーは2015年9月8日、三重県いなべ市で「シャープいなべ丹生川太陽光発電所」の商業運転を開始した。
「シャープいなべ丹生川太陽光発電所」は、敷地面積が3万4000平方メートルで、出力規模(モジュール容量)が2.4MW-dc、年間予測発電量は約268万kWh(キロワット時)となっている。この発電量は一般家庭約744世帯分に相当する(図1)。同太陽光発電所にはシャープ製の太陽光パネル9456枚を使用しているという。
シャープは2012年10月に芙蓉総合リースと共同で太陽光発電事業を行う合同会社、クリスタル・クリア・ソーラーを設立。それ以降、太陽光発電事業を積極的に展開しており、奈良県や北海道、茨城県、広島県、福島県などでメガソーラーを建設し、20カ所で発電事業を行っている(関連記事)。
今回太陽光発電事業を実施するクリスタル・クリア・エナジーは、クリスタル・クリア・ソーラーとは別会社。シャープと芙蓉総合リースによって共同出資される2社目の太陽光発電事業会社となる。出資比率についてもクリスタル・クリア・ソーラーと変わらないという。
既にクリスタル・クリア・ソーラーで稼働済み太陽光発電所が20カ所となり今後もソーラー案件が順調に増えることが見込まれるため「会社規模に適切な形で運用していけるように設立した」(同社広報)としている。
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