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タックルでも壊れない! 製造現場や建築現場向けのタブレット兼用PC製造現場向け機器(2/3 ページ)

パナソニックは、過酷な現場でも使用可能な頑丈フィールドモバイル「TOUGHBOOK」の新製品として「CF-20」シリーズを発売する。従来のTOUGHBOOKシリーズの堅牢性を維持した一方で、ディスプレイ部分を着脱可能でタブレットとしても利用できることが特徴だ。現在堅牢PCの国内市場は4万台程度だが、2018〜2020年度には10万台程度まで押し上げることを目指す。

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着脱式で3つの用途を1つで

 新製品の「CF-20」は、堅牢タイプのノートPCでコンバーチブル利用が可能なものとしては世界で初めてタブレット部分を切り離して利用できるデタッチャブル仕様となっている。

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「CF-20」の接続部分

 着脱部を作ると堅牢性を既存するケースも多いが、同社では新たに「ダブルフック着脱機構」を開発し、接続部分の堅牢性を高めている。通常のデタッチャブルPCの機構が、ロック操作による一方向のみで固定され、衝撃の方向性によっては外れやすいという弱点を持っていたのに対し、新機構はロックの操作を回転方向の動きに変換することで、2方向・2カ所での固定を実現し、衝撃方向によるはずれを回避することに成功した。

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ダブルフック着脱機構の仕組み(クリックで拡大)出典:パナソニック

 耐衝撃試験では90cm落下試験を実施した他、IP65準拠防塵防滴性能を実現した。電気的な接続部分についても防水コネクタを新たに開発して搭載し、接続部を含めた防水・防塵機能を実現している。重さは全体で約1.76kg、タブレット部だけでは約0.95kgの軽量を実現。また薄さについても、従来モデルの「CF-19」が49.0mmだったのに対し、「CF-20」は33.5mmと約3割の薄型化に成功している。

豊富なインタフェースを内蔵

 さらにさまざまな業務用途に対応するために、豊富なインタフェースを備えていることも特徴だ。タブレット部には、USBポートやHDMI出力端子、LANコネクタ、ヘッドセット、microSDスロットなどを搭載した一方、キーボード部には3つのUSBポート、HDMI出力端子、LANコネクタ、外部ディスプレイコネクタ、シリアルコネクタ、SDスロットなどを搭載している。その他、バーコードリーダーや増設USBなどを工場で内蔵するオプションコンフィグサービスなども行うという。

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「CF-20」の豊富なインタフェース群(クリックで拡大)

 その他の主なスペックは以下の通りだ。

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「CF-20」シリーズの主な仕様(クリックで拡大)

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