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町道の下を埋設配管で結ぶメガソーラー、山口県平生町で稼働:太陽光
協和エクシオは、山口県に建設したメガソーラー「エクシオ平生ソーラーファーム」が稼働したことを発表した。
新たなメガソーラーである「エクシオ平生ソーラーファーム」は、協和エクシオが賃借した約1万7500平方メートルの敷地内に2015年9月に着工したもの。約4700枚の太陽電池モジュール(単結晶型)を設置し、出力は約1250kW(キロワット)、年間発電量は一般家庭の約300世帯に相当する年間約162万kWh(キロワット時)を見込んでいる。運用期間は2036年11月まで。
同施設は敷地が町道と建物を挟んで2つに分かれているため、パワーコンディショナを設置していない側の敷地からの配線に関しては、町道を一部賃借し、埋設配管・配線で対応している。また、施設は湾に近い位置にあるため、塩害対策を施した架台およびコンクリート基礎を採用するとともに、湾からの風の影響を考慮し、架台の高さを極力抑えた設計を採用した。
協和エクシオは環境事業の一環として、太陽光発電システムの設計から施工、運用システムの構築に至るまでの設備設置工事、さらには再生可能エネルギーの固定価格買取制度による売電を実施する発電事業にも注力している。
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