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貼るだけで窓が年間1400kWh発電、横浜のビール工場で導入太陽光(2/2 ページ)

AGC旭硝子の“後付け”省エネ窓に太陽光発電機能を持たせた「アトッチ(太陽光発電仕様)」が、キリン横浜ビアビレッジに初めて採用された。同工場の試飲室の窓、75平方メートルに導入し、年間で1400kWhの発電を行うという。

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エネルギーにやさしい工場

 今回「アトッチ(太陽光発電仕様)」を導入したキリン横浜ビアビレッジは工場稼働90周年の節目にエネルギーにやさしい工場を目指して改修。その一環として、大開口部かつ南西向きで、熱の出入りの問題を抱えていた試飲室に、「アトッチ(太陽光発電仕様)」の導入を決めた。

 試飲室は2段形式の大窓が設置されているが、下段部分の75平方メートルに導入。導入による発電能力は、年間で1400kWh(キロワット時)を予定しているという。発電した電力の利用用途については「特に決まっていない」(AGC旭硝子)としている(図3)(図4)。

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図3 キリン横浜ビアビレッジの試飲室の様子 出典:AGC旭硝子
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図4 アトッチ(太陽光発電仕様)を施工した窓の様子 出典:AGC旭硝子

 なお、同製品は神奈川県が推し進める「薄膜太陽電池普及拡大プロジェクト」の一環として設置された。同プロジェクトは、「かながわスマートエネルギー計画」の取組の一環として、2014年から太陽光を中心に再生可能エネルギーの導入を促進するプロジェクトで、薄膜太陽電池の開発製品を建物の屋根や壁面、道路や鉄道の法面、遮光用ブラインドなどに施工する案件を公募し、事業者に対して支援を行っている。

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