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小売事業者は電源構成開示へ、約8割が公開を進める意向電力供給サービス(2/2 ページ)

電力小売全面自由化で「使用電源を選びたい」というニーズが増えているのに対し、参入小売事業者も電源構成に積極的に対応していく姿勢が強まっている。全国消費者団体連絡会が行った小売電気事業者に対するアンケート調査では、参入事業者の約8割が将来的に電源構成を開示する姿勢を示している。

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将来的に電源構成の開示を考える事業者が8割

 「電源構成、二酸化炭素排出係数について、消費者向けの情報開示をしているか」という質問に対しては、「既に情報開示している」と答えた事業者が全体の23%となる27事業者で、「現在は開示していないが、情報開示する予定である」とした事業者が56%・64事業者となり、将来的には79%が情報開示を進める意向であることが分かった(図3)。

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図3 電源構成、二酸化炭素排出係数について開示するか(回答者数115) 出典:全国消費者団体連絡会

 これらの内、2016年4月25日時点で電気小売事業を開始している78事業者だけに絞り込んでみてみると、「既に情報開示している」と「これからする予定」を合計すると83%となり、比率はやや向上する。

電源構成を開示している事業者は27事業者

 情報開示を既に開始している27事業者を見てみると、全事業者が電源構成を開示している。さらに二酸化炭素排出係数も開示している事業者がそのうち21事業者となっている(図4)。

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図4 情報開示している内容について 出典:全国消費者団体連絡会

 また、「2016年4月25日現在は情報開示していないんが、今後する予定」として事業者の開示予定については、64事業者中50事業者が「2016年9月まで」としており、積極的に電源構成情報などを開示を進めていく流れが本格化しそうである(図5)。

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図5 情報開示予定の時期 出典:全国消費者団体連絡会
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