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太陽光の屋上設置に新機軸、ユーザー参加型の体験型施工サービス太陽光(2/3 ページ)

屋根上太陽光の設置作業にユーザー自身が参加する、日本初の施工サービスが誕生した。コンセプトは「プロと一緒にみんなで作る」。そこには、クオリティを確保しながら、素人でも安全に参加できる独自の仕組みが築かれている。コスト削減にとどまらない、体験型施工の魅力とは?

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施工しやすい置き型架台を採用

 DiOによる太陽光発電設備の設置は、陸屋根(傾斜のないフラットな屋根・屋上)の建物が対象となる。架台には、ドイツK2社の陸屋根用架台「D-Dome」が採用されている。D-Domeは、アンカーを打たない置き型架台で、施工性に優れていることが最大の特長だ。適切な指導があれば、素人であってもプロ同様の精度で仕上げることができるという。山川社長は、「この架台があったからこそ、DiOを実現できた」と話している(図2)。


図2 ドイツK2社の陸屋根用架台D-Dome 出典:クラニッヒ・ソーラー

 架台D-Domeをはじめ、太陽光パネル、パワーコンディショナなど資材・機器の供給は、ドイツ太陽光専門商社Krannichの日本法人クラニッヒ・ソーラー(愛知県名古屋市)が担当する。同社は、たまエンパワーと連携してDiOの一翼を担う。

 施工品質を維持する上で重要になってくるのが、ユーザーの作業を現場でサポートする施工店の能力。これについては、契約施工店にDiOのための研修を受けてもらうことで、クオリティを担保する。契約施工店の指導は、架台D-Domeの施工に豊富な実績をもつ太陽住建(神奈川県横浜市)が担当する。

 DiOは、たまエンパワーを窓口に、クラニッヒ・ソーラーによる資材提供、太陽住建による施工支援という3社共同プロジェクトとして展開される(図3)。


図3 たまエンパワーの山川勇一郎社長(右)、太陽住建の河原英信会長(中)、クラニッヒ・ソーラーの川畠義史社長。DiOリリース記念シンポジウムにて(10月29日)

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