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手のひらに乗る太陽光発電システム、モバイル機器を自在に充電:太陽光(2/2 ページ)
米国のベンチャー企業が開発した太陽光を利用する充電器「ソーラーペーパー」の販売が日本でもスタートした。スマートフォンサイズかつ薄型の太陽光パネルを利用した充電器で、太陽光があればどこでもスマートフォンやタブレット端末を充電できる。パネルを連結して発電量を増やすことも可能だ。
防水・防塵対応も、値段は?
YOLKによると、2枚のパネル(5W)を利用する場合、晴れの日であればスマートフォンを2時間半程度でフル充電できるという。発電量は落ちるが、多少の曇りであっても充電は可能だとしている(図4)。
また、パネル部分はIP54基準の防水・防塵対応のため、雨や雪の状況でも利用できるとしている。ただし、USBポートの部分は防水対応ではないため、注意が必要だ。
ソーラーペーパーはYOLKの日本公式Webサイトから購入でき、価格は5Wセットが1万6800円、7.5Wセットが2万2800円、10Wセットが2万8900円、15Wセットが4万800円、2.5Wの追加パネルが1枚当たり7000円(すべて税込)。
YOLKはソーラー関連商品開発を専門とする米国のベンチャー企業。ロア・インターナショナルは、YOLKの公式日本代理店として国内販売を開始した。
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